2013年9月14日

Cool Machines を更新

とても久しぶりにCool Machinesに写真を追加しました。
Cool Machinesとは、右側にリンクを貼っているサイトで、私自身が撮影したカッコいいモノやイベントの写真などのアルバムです。

今回追加したのは、39th Watsonville Fly-in & Air Show
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2003年の5月に撮影しました。
航空ショーと言うと、日本では空軍主催による基地祭のイメージがありますが、アメリカでは民間主催によるものの方が多いです。地方の小さな飛行場で催されるものが多くて、これはそういう航空ショーのひとつです。展示されているのはほとんどが個人所有の機体で、ローカルのカーショーと同様、飛行機を趣味としている人たちが自慢の愛機を並べているという雰囲気です。あとは博物館所有とか軍がデモンストレーションしたりとかがあります。
個人所有の趣味の機体は、ほとんどがプロペラ機。スポーツプレーンとして完成機体として販売されているもの、キットで販売されているもの、自分で設計して組み立てたものなど、様々な機体を見ることができます。アメリカでは飛行機の趣味は決してお金持ちだけのものではなく、中流のサラリーマンでも楽しんでいる人が結構います。飛行機の傍にテントが写っている写真がありますが、あれは、この会期中、テントで寝泊りしているのです。また、アメリカは広いので遠い人は何日もかけて飛んできます。途中、途中の飛行場でテントで寝ながら飛んで来るのです。
また、クルマではなく飛行機でやって来る人のために、駐機場が用意されているところも、アメリカらしいところです。

これは、私のお気に入りの機体。
趣味で飛行機を飛ばすのなら、こんなのが欲しいですね。
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2011年3月10日

【更新】 Cool Machines

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私の写真サイトCool Machinesを更新しました。

今回の追加は、再びNHRAドラッグレースの写真です。
いつもの通り、その中からいくつか紹介します。今回はパドックで見かけたメカ関係が中心です。興味があればサイトから直接ご覧になってください。コメントも少し書き加えてあります。
左サイドの"Cool Machines"と書かれている写真をクリックするとサイトに飛べます。

 

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ドラッグレースはトーナメント制。一度走るたびにエンジンをオーバーホールして次のラダーに備えます。

 

 

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トップフューエルのヘッド。燃焼室がいわゆるHEMIになっているのがわかります。トップフューエルとファニーカーのヘッドには特に違いはありませんが、ヘッダースの長さが違います。ファニーカーはカウルの外まで排気を出さなければならないので、ヘッダースが長くなります。
以前説明したように、アメリカンV8はヘッダースを等長で集合させても排気脈動の効果を利用できないので、このように独立に排気させます。

 

 

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クランクシャフト、コンロッド、ピストンをブロックの下側から外しています。メカニックがシャワーキャップを被っているのはいいアイディアだと思いました。
頭のすぐわきにメインベアリングやメインベアリングキャップが転がっていますが、細かな破片もいっぱいあります。一度の走行でベアリング類はボロボロになるようです。

 

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Hoosierのタイヤサポートサービス。日本では聞きなれないタイヤメーカですが、アメリカでは競技用タイヤのメーカとして有名です。特に、いわゆるSタイヤには強烈なグリップのタイヤがあります。私がレースをやっていた10数年前は、Hoosierはグリップが良すぎるため、使用禁止になっていました。日本には代理店がないため、レースのスポンサーになっている日本のタイヤメーカが主催者に使用禁止の要請をしたという噂でした。

2011年1月29日

【更新】 Cool Machines

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私の写真サイトCool Machinesを更新しました。

アメリカにGoodguysというホットロッドの組織があって、そこが運営しているヒストリック・ドラッグレースのイベントで撮った写真を追加しました。
では、その中からいくつか紹介しましょう。興味があれば、サイトから直接ご覧になってください。左サイドの"Cool Machines"と書かれている写真をクリックするとサイトに飛べます。

 

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NHRAのドッラッグレースは毎年必ず観にいってましたが、昔のドラッグマシンには詳しくないので、どういうカテゴリーのマシンなのか判りません。おそらく、こういうのが数10年前のトップカテゴリーだったのではないでしょうか。現代のファニーカーからカウルを取り外したようなスタイルで、フロントミッドシップになっています。レギュレーションなのか、それとも当時はまだそこまで気を使っていなかったのか、空力パーツが控えめですし、フロントのトレッドが若干広いとかホイールベースが短いなど、現代のドラッグマシンよりも直進安定性が低いような気がします。

 

 

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地元カークラブの車両展示もあります。このようなC3初期のクロームメッキのパンパーが付いているコルベットは、日本では「アイアン・バンパー」と呼びますがアメリカでは「スチール・バンパー」または「クローム・バンパー」と言います。

 

 

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これは上で紹介したドラッグ・マシンよりもさらに古いタイプだと思われます。なんと、バードケージ(ロールバー)が付いていません。当時は、あまり事故が起きなかったのでしょうか?ちょっとした事故で大怪我になりそうです。

 

 

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ヒストリック・ドラッグマシンのフレームです。"FOR SALE"の札が付いているので、オーナーが売りに出しています。エンジンレスですが、レーシングカーは基本的にどんなどんなエンジンでも載るので、好きなエンジンを用意して自分で組みます。ヒストリック・ドラッグレースの出場者の中心は、こういった個人オーナーです。自宅ガレージで趣味としてマシンを組み立てて持ち込んでいる人が多いようです。もちろん、それをサポートする専門ショップもあるようです。
ちょっと調べたところ、Top Fuelがフロントエンジンだった時代でも、アルコール・エンジンでは2000~3000馬力だったようですね。1950年代のことです。

2010年12月 6日

14th Fram Autolite Nationals

数日前に、このブログの左の列にこういうボタンを追加しました。

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今まで、何度も作っては削除を繰り返していた"Cool Machines"を復活させました。
これまでに撮り貯めたクルマや飛行機やボートなど、私がカッコいいと思ったモノの写真を紹介するサイトです。イベントごとでまとめる場合もあるし、または何かテーマを決めてまとめる場合もあります。

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Cool Machinesに写真をアップロードしたら、このブログで告知して、内容をダイジェスト版で報告します。

その第一回目は、
"14th Fram Autolite Nationals"
2001年にカリフォルニアのSEARS POINT RACEWAYで行われたNHRAのドラッグレースの写真です。SEARS POINTは当時住んでいたところから約1時間のところにあるレース場で、オーバルではなくロードコースです。そのストレート部分に並行してドラッグ・ストリップがあるのが、アメリカらしいところ。ここは後に冠スポンサーがInfenionになり、現在の名称はInfenion Racewayという名称になっています。
この頃はまだデジタルの一眼レフを持っておらず、デジタル・コンパクトカメラでの撮影です。

 

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日本ではどんな田舎にサーキットを作っても騒音問題からは逃れられませんが、国土の広いアメリカではそういう問題はまず起こりません。この風景はサーキットのメインゲートをくぐってから駐車場に向かう道の景色です。見渡す限り何もありませんが、ここはもうサーキットの敷地内です。ゲートを抜けてからコース近くの駐車場まで、こんな道を20分くらいは走ります。

 

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開会式の国旗掲揚。空からスカイダイバーが国旗を運んでくるのは、この手のイベントでは多いです。

 

 

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客席はこんな感じです。ここは自由席。椅子はありますが、競技がスタートするとみんな立ち上がってしまいます。

 

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スタート前に行うバーンアウト。
これ以前に、富士スピードウェイで行われていた日本のドラッグレースを見たことがあって、その時にもアメリカからトップフューエルが2~3台くらい持ち込まれていました。富士スピードウェイではコース幅や距離の関係で2台同時に走ることはありませんでしたが、それでも凄い迫力でした。
そしてここは本場のNHRAですから、トップフューエルが2台同時に、次から次へとスタートラインにならび、バーンアウトして、スタートしていきます。富士スピードウェイで見たトップフューエルのさらに3倍増しくらいの迫力です。この迫力は、どんなに説明しても、どんなにビデオを見ても伝わりません。

 

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レースはトーナメント方式なので、勝った場合は次のレースに備えて、エンジンをオーバーホールします。トップフューエルのエンジンは、1度走るとオーバーホールをしなければなりません。そのオーバーホール作業を見学するのも、ドラッグレースの楽しみの一つです。ピストン、コンロッド、クランクシャフトなどは交換されますが、取り外したそれらの部品は、その場で見学者に$200くらいで売りに出されます。買ったピストンには、ドライバーがサインしてくれてタイムと日付が書き込まれたりします。フォーミュラーのレースのような秘密主義はまったくありません。
意外と知られていないみたいですが、トップフューエルにはトランスミッションはありません。バックギアとクラッチはあります。スタートしてからゴールまで3秒ちょっとしかないので、ギアチェンジしている暇はないし、3000馬力もあるエンジンなので、ギアチェンジしなくても時速500Km/hまで加速します。
サスペンションもありません。フレームのしなりがサスペンションの代わりをします。

ドラッグレースの、特にトップフューエルやファニーカーというトップカテゴリーのクルマは、いわゆる普通のレーシングカーとはまったく異なる作りになっている非常に特殊な競技です。レースはド迫力ですし、マシンは徹底的に1/4mileの加速に特化されていて、面白いです。

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