15th fram autolite nationals

Sears Pointの敷地は広い。正面ゲートを抜けた後、丘陵地帯を延々と走らないとレーストラックに行けません。 グランドスタンド前には大型モニタースクリーンがあります。 08040020 IMG 1644 メカニックには意外と女性も多いです。 ドラッグレースはトーナメント制。一度走るたびにエンジンをオーバーホールして次のラダーに備えます。
トップフューエルのヘッド。燃焼室がいわゆるHEMIになっているのがわかります。 ファニーカーのヘッド。トップフューエルとファニーカーのヘッドには特に違いはありませんが、ヘッダースの長さが違います。ファニーカーはカウルの外まで排気を出さなければならないので、ヘッダースが長いです。 スーパーチャージャー ホイールはWELD RACING。リムのところにあるボルトは、タイヤのビードを固定するためのものです。これがないと、ホイールとタイヤがずれてしまいます。 クラッチはメタルのトリプル・プレートのようです。かなり巨大。 クランクシャフト、コンロッド、ピストンをブロックの下側から外しています。メカニックがシャワーキャップを被っているのはいいアイディアだと思いました。 頭のすぐわきにメインベアリングやメインベアリングキャップが転がっていますが、細かな破片もいっぱいあります。一度の走行でベアリング類はボロボロになるようです。
ブロックの上側から作業している人は、ヘッドを固定するスタッドボルトを抜いています。 写真をよく見るとわかりますが、サスペンションはありません。フレームのしなりがサスペンションの代わりをします。また、トランスミッションはリバースだけで、前進は直結です。スタートしてからゴールまで3秒ちょっと。その間にギアチェンジはありません。 同時に作業台では、何かを磨いているおじさんがいました。 トップフューエル用のトレーラーの内部。 Hoosierのタイヤサポートサービス。日本では聞きなれないタイヤメーカですが、アメリカでは競技用タイヤのメーカとして有名です。特に、いわゆるSタイヤには強烈なグリップのタイヤがあります。私がレースをやっていた10数年前は、Hoosierはグリップが良すぎるため、使用禁止になっていました。日本には代理店がないため、レースのスポンサーになっている日本のタイヤメーカが主催者に使用禁止の要請をしたという噂でした。 こちらはMickey Thompsonのタイヤサポートサービス。これも、アメリカのドラッグレースでは定番のタイヤメーカですが、日本ではあまり知られていません。特にドラッグスリックのメーカとして有名ですが、ロードコース用の競技用タイヤもラインナップしています。 トヨタのレース部門、TRDです。確かファニーカーのクラスにセリカの車名で出場していたと思いますが、カウルがセリカっぽくデザインされているだけで、セリカの部品はおろかトヨタの部品も使っていないと思います。しかし、アメリカではドラッグレースに出ていないとお話にならないので、とりあえずTRDの名前で出ていました。ちなみに、アメリカ人が「レース」といった場合、それはドラッグレースのことを意味します。
コース上では次々とドラッグマシンが走りますが、事故やマシントラブルなどで時間が空いた時には、各チームが様々なパフォーマンスを見せたり、お土産を観客席に投げ込んだりして観客を盛り上げます。 IMG 1674