[C3] スピーカー接続とシートベルト警告灯の修理

コネクタ付きのスピーカー・ケーブルが届いたので、ラジオとスピーカーを接続します。
注文したケーブルは左右で1パックだと思っていたら、実は1本しか入っていませんでした。そこで、今日は右側だけつないで、左側は後日にします。実際、ラジオは全然聞かないので、特に困りません。

右側のスピーカーケーブルのコネクタはここ。
繰り返しますが、この線雑な配線は、これで純正です。1960年代のクルマの配線はこんなものだったのでしょう。
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1968年当時のラジオが復活しました。日本とアメリカでは、少し放送局の帯域がずれていますが、問題ありません。

次に、センタークラスターを新品にしたら消えなくなってしまったシートベルト警告灯を修理します。
このシートベルト警告灯は現代車のようにシートベルトを締めると消えるのではなくて、IGNをONにする度に点灯し、その下の”PUSH”というボタンを押すと消える仕組みです。意味ないような気もしますが、たぶんシートベルトの装着義務化が始まった頃に、法規の要件として必要だったのでしょう。
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構造を調べると、スイッチの押し込み量が足らなくて、接点を押せていないのが原因だとわかりました。旧部品と新部品でスイッチの形状はほぼ同じ。
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問題は、センタークラスターの方にあって、スイッチの窪みの高さが違いました。新しい方は、この窪みが浅くて、スイッチの押し込み量が1.8mmほど少ないのでした。
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対策として、スイッチ側を削って、押し込み量を確保することにします。新旧どちらのスイッチを削るかですが、旧スイッチは”PUSH”の文字が彫り込んであるのに対して、新スイッチは印刷です。だいぶ雰囲気が違ってしまうので、旧スイッチを加工して使う事にしました。
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左が加工して押し込み量を増やしたスイッチ。
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加工済みの旧スイッチを新センタークラスターに取り付けて、期待通りの動作をすることを確認して、完了。
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これで完全に元通りです。あとは、左のスピーカーケーブルが届いたら交換すれば、完成します。この段階でも、右スピーカーだけで、ちゃんとラジオは鳴ります。