Vantageに、常時充電器を接続できるようにしました。
クルマのバッテリーを監視して、常に満充電にしておく装置です。数週間乗らない事もある趣味車には必須の設備と言えるでしょう。
通常、バッテリーに直結できるように専用の端子を設置します。しかし、Vantageはバッテリーの場所がわかりません。エンジンルームに見当たらないとなると、普通はトランクの下なのですが、そこにもなし。ユーザーズマニュアルにもバッテリーの場所が記載されていません。
ただ、バッテリー上がりしたときに、ブースターケーブルの接続方法は載っていたので、そこに繋ぐことにしました。
プラス端子はエンジンルームの基幹ヒューズボックスの中。マイナス端子はフロントサスペンションのダンパーの上側固定ボルトです。
本来、電気系をいじるときにはバッテリー端子を外すのが鉄則ですが、現代のクルマはバッテリーを外すと、ディーラーの診断機でリセットする必要があったりと、面倒なことになるので、バッテリーを外さずに作業しました。プラス側のボルトを締める時には、スパナが他の部分に接触しないように細心の注意を払います。
ガレージに駐車中は充電器からのケーブルをこのような経路で通して車両側端子に接続します。
ボンネットは開けておきます。完全に閉めることも可能ですが、走り出す時に外すのを忘れると大事なので、開けっ放しにしておけば、忘れることもありません。
最近のクルマはボンネットにも開閉センサが付いているものがありますが、このVantageには付いていませんでした。
この木っ端は、ガレージを走っているロボット掃除機対策です。床にケーブルが這っていると、ロボット掃除機に絡んでしまうので、それを防止するためです。
充電器です。
日本ではCTEKがよく知られていますが、このBattery Tenderは、アメリカでトップシェアの製品です。これは2台用ですが10台用までラインナップされているのは、さすが趣味車王国のアメリカ。
もう一方は、Corvetteを常時充電しています。
もう10年くらい使っているので、そろそろ安全のために買い替えた方が良いかもしれません。
こういった常時充電器を使用することに問題は、バッテーの劣化に気が付かない事です。家を出る時は元気にエンジンが始動したのに、バッテリーが劣化していて走行中の充電が不十分なために、出先でエンジンがかからなくなる、という症状。これを防止するには、5年ごとくらいに定期的なバッテリー交換をお薦めします。
しかし昔と違って、バッテリーの交換にはリスクが伴うのでディーラーに頼むしかなく、工賃も含めてかなり高額になります。
それにしても、Vantageのバッテリーは一体どこにあるのだろう。