カーマニアのあるある行動3選とチェックポイント

あなたがミーティングに初めて行くとき、または新しいクルマに乗り換えた時、ミーティングに来ている人たちの典型的な行動を3つ紹介します。そして、チェックされるポイントも参考に書いておきます。チェックポイントは質問されることも多いので、事前に調べておきましょう。
(お断り: 私の経験に基づいた独断による記事です。異論反論は受け付けません。)

その1 遠巻きにして眺める
クルマのデザインは少し離れたところからみないと全体像が見えないので、自然とこうなります。写真などの平面情報とは違う印象を持つことが多いです。光の当たり方や角度によって表情がかわるので、時々見る位置を移動します。
ボンネットを開けている場合は、エンジン搭載位置が必ずチェックされます。サスペンション取り付け部の構造や材質を見る人も多いです。
車高もチェックポイントです。絶対的な車高よりも、タイヤとホイールアーチの間の隙間で評価されます。ホイールアーチのカーブとタイヤの外周がほぼ平行になっているか、わずかにホイールアーチの頂点がタイヤの頂点に接近していると、カッコいいと評されます。日本車の場合は2~4cmくらい車高を下げないと、そういう状態になりません。輸入車の場合は、ノーマルでもだいたいカッコいい状態です。
20240728_113148s

その2 タイヤをチェックする
これは、ほとんどの人がチェックすると思ってください。
タイヤのサイズと銘柄は必修です。基本的にミシュラン・パイロットスポーツ→ピレリ・P-ZERO→ブリジストン・ポテンザの順にえらいです。これ以外は雑魚扱いで話題にされません。または、見たことのないブランドだと逆に話題になることもあります。
ホイールはガリ傷があると指摘されます。純正品の場合、鍛造かそうでないかは聞かれるので、調べておきましょう。社外品の場合、BBS以外のブランドが話題にされることは、まずありません。
ここでタイヤとフェンダーのツライチ度もチェックされます。ここでも日本車はタイヤが奥まっていることが多く、低評価になります。ツライチにするために、ホイールスペーサーを使っていると、指摘されます。このとき、スペーサーの厚みを聞かれることもよくありますので、暗記必須です。
社外ホイールの場合、ツライチ度が高いとブランドに関係なく高評価です。同じ車種に乗っている人からホイールのインセット値を質問される場合もあります。
同時にブレーキもチェックされます。
キャリパーは、スライディング方式の場合、話題にされません。対向式の場合、ピストン数の多い方が高評価です。外観からピストン数がわかりにくい場合は、質問されます。
キャリパーメーカーはブレンボ以外は話題にされません。ただし、自動車メーカのロゴが入っている場合は、それがブレンボ製かどうかは評価の対象にならなくなります。アケボノ製だったとしても自動車メーカのブランド力が評価を決めます。自動車メーカのロゴが入っていてもブレンボ製かどうか聞かれることもありますが、ブレンボ製でなければ、わからないととぼけておけば良いです。
ローターは、材質がカーボンかそれ以外で分類されます。カーボン製の場合は、かならず値段の話になります。大抵のクルマはオプションなのでオプション価格を覚えておくと、会話が盛り上がります。ここでは、「ブレーキ代だけで国産の新車が買えちゃうじゃん」というのがお約束です。
ローター形状に関して、穴あき/スリット/ソリッドの分類があります。純正で穴あきなどの場合は問題ないですが、社外品の穴あきの場合「サーキットでヒビが入るんだよなぁ」などとつぶやくと、「通」っぽいです。さらに、構造としてフローティング/2ピース/1ピースがあるので、それもチェックされます。フローティングと2ピースは見た目に判断つきにくいので、質問されることがあります。調べておきましょう。1ピースの場合は、話題にされることはないです。
もう一つ、見た目のポイントとしてローターとホイールの隙間があります。どんなに大きなホイールを履いていても、ローターが小さければ評価は下がります。あまりスカスカになるようであれば、インチダウンして隙間を小さくする方が評価は上がる可能性もあります。ローター自体は大きい方が高評価です。
20240728_110712s

その3 下から覗く
数はグッと減りますが、下から覗く人もいます。こういう人は何を見ているのかというと。
まずはフルフラットか否かを確認しています。輸入スポーツカーの場合フルフラットが当たり前になっていますが、国産車はまだ臓物がむき出しになっているものも珍しくありません。
そしてバンパー下のディフューザー形状もチェック対象です。ディフューザーが大きくて、さらに大きなフィンも付いていると高評価です。そしてこのとときは、「これじゃあバックでクルマ止めに当てられないなぁ」とか言う人がいますが、これは素人なので無視してよいです。このタイプのクルマに乗り慣れている人は、普段からクルマ止めにタイヤを当てません。それにディフューザーが付いているような今時のスポーツカーにはバックカメラが付いているので、そのような心配は無用です。
国産車では、デザイン目的でディフューザー風になっているモデルがありますが、これは無視されます。
フルフラットになっていない場合は、デフやリアサスペンションが見えることもありますが、これらに言及する人はいません。
ディフューザーが付いていない車種では、排気管のサイレンサーが見えていることがあります。これに関しては、アフターマーケット品だと話題として取り上げられます。ノーマルでも社外品てもチタン製の場合は、チタン製だと伝えてあげないと、見た目で判別できる人はほとんどいません。
排気管の出口は、昔は直径が大きいほど評価が高かったですが、最近は排気量に対して大きすぎる出口径は逆にバカッぽく見えます。また、最近は出口がメッキや鏡面仕上げよりも、マットブラックがトレンドです。
20240728_113207s

大体、この辺を押さえておけば、こういう行動をしている人たちと話が通じます。
これで、あなたも立派なミーティング仲間。次は、あなたが他の人のクルマでこの行動をしてウンチクを語ってください。