またまたまたまたターン・シグナル・スイッチが壊れました。これで何回目になるのか、もうわかりません。
あまり乗っていないのに、こんなに簡単に壊れるなんて。アセンブリの部品なので、取り付け方が間違えているというのも考えにくい。当時からこの程度の耐久性だったとは思えません。きっと、今販売されているリプロダクト品の材質に問題があるのでしょう。
いい加減、何か対応策を考えないと、と思い69年式のスイッチを取り寄せてみました。もしかしたら、小改造で使えるかもしれません。
左が69年式。右が私の68年式。
一見、付きそうに見えるのですが、取付ボルトの位置が一か所大きく違うのと、そもそも厚さ方向も全然違いました。多少の加工ではとても取り付けられそうにありません。
やはり68年式は故障が多かったのでしょう。69年式ではラッチの機構が大幅に変更されていました。
これが68年式のラッチ。プラスチックのツメ同士が噛むようになっているだけです。壊れるのは、決まってこのツメで、折れてなくなっていることが100%です。
こちらは69年式のラッチ機構。ツメをひっかけるのではなく、プラスチックのノッチ部分に金属の板ばねの突起がはまり込むようになっています。これなら年月によって摩耗が進むだけで折れたりすることはなさそうです。きっと、当時の技術者は一生懸命この機構を考えたのでしょう。
なんとか、この機構を移植できないものか考えたのですが、うまくできる方法が思いつきません。C3コルベットは長い年月の間に改良方法が研究されつくしたクルマですが、この部分だけは改良部品が出ていません。誰も、思いつかないのか。
改良するとしたら、プラスチックの部分を丸ごと作り直さなければならないので、金型代をペイできるほど数が出るとも思えず、商売にならないのかもしれません。
とにかく、69年式の部品を流用している例が見つからないのは、出来ないからだということがわかりました。残念。