昨年の暮れにプライベート用のスマホを折りたたみタイプ(SAMSUNG Galaxy Z Fold 5)に交換したら、かなり使い勝手が良かったので、仕事用のスマホも折りたたみタイプにしました。どうせ買うなら、特徴的なものをと考えて、
HONOR Magic V2 global版。折りたたみタイプとしては、世界最薄、最軽量。
日本未発売なので、ちょっくら香港に行って買ってきました。
グローバル版のカラーバリエーションは3色。その中から、ビーガン・レザーの外装を選びました。ツルツルとは違うオリジナリティが感じられて、これからのトレンドを予感させませす。それに肌触りも良い。
私はスマホはむき身で使う派です。デザイナーが一生懸命デザインした筐体をカバーで隠してしまうなんてもったいない。せっかくカッコいいデザインのクルマを買ったのに、傷がつくのが嫌だからと発泡材の分厚い保護シートをしたまま走るようなものです。粋じゃない。
HONOR Magic V2は昨年の中ごろに世界最薄・最軽量というスペックで中国で発売されたのですが、中国版のみの販売でした。当初、グローバル版は9月と発表されたのですが、遅れに遅れて1月の下旬にやっと発売されました。中国版とグローバル版の違いはGMSの有無です。GMSそのものが規制されているHUAWEIと違ってHONORは規制されていないのですが、中国ではGoogleが使えないので、GMSがプリインストールされていないのです。HONOR端末の場合はGMSを後からインストールすることは可能なのですが、言語設定で日本語を選んでも時々出てくるエラーメッセージが中国語だったりするので、私はグローバル版の発売を待つことにしました。
中国版の発売から半年以上が経過しましたが、進歩の激しいスマホにおいて、まだ世界最薄・最軽量の座を守っています。
私がHONORを待っていたのはもう一つ理由があって。最近の日本で売っている折りたたみ機種はデュアルSIMと言ってもeSIM+物理SIMなのです。会社が仕事用に支給している日本SIMは物理SIM。そこに出張先国のSIMを加えるのですが、eSIMが普及していない国もあるのです。会社のSIMをeSIMに変更してもらうように頼んだのですが、却下されてしまったので、物理SIMが2枚ささる端末が必要でした。HONORはeSIMにも対応していますが、物理SIM2枚挿しにも対応しているのです。
サブ画面。
普通のスマホのようにして使う画面です。まあ、大体の用事はこれで足りますが。
内側にあって開いて使う画面がメイン画面。
動画や写真などの映像コンテンツの見るときには、圧倒的に良いです。また、複数のアプリを並べて表示することも可能なので、PCのように何かを参照しながらもう一つのアプリを使えるのは、短期記憶が衰えてきた私にはとても便利。
さらにペンも使えるので、仕事のノートもこれを使うことにしました。私の仕事では図を描くことも多いので、テキストだけでは用が足りません。いままで、ずっとなんとかしたいと思っていた紙のノートからこれで脱却できます。
肝心の世界最薄・最軽量に関してですが、昨年の暮れに購入したSAMSUNGのGalaxy Z Fold 5との厚さ比較がこれ。
上がSAMSUNG、下がHONOR。画面を開いた状態で重ねています。
HONORは閉じた状態で厚さ9.9mm。普通のスマホとほぼ同じ厚さです。これでいてバッテリー容量は5000mAhもあるのが凄いです。スマホに限らずバッテリー技術に関しては、中国メーカが世界のトップを走っている感がありますが、それがこの薄さを実現可能にしたのだと思います。
ただ、必ずしも薄い方が良いというわけでもなく、手に持った時のかたまり感というか、重さと大きさと価格の総合的な感触は重くて厚いGalaxyの方が良い感じです。
おまけ
香港、初めて行きました。スマホを買いに行っただけなので特に観光しませんでしたが。ビクトリア・ハーバーだけ眺めてみました。所狭しと建っている高層ビル群が凄いですね。