リプロダクションではあるものの、時計が動くようになり、ステアリング・ホイールもオリジナル・デザインに戻しました。当時のものとデザインが異なっているのは、あとはラジオだけです。
このラジオ、一見すると古そうなのですが1968年当時にカセットはないですし、もちろん液晶表示もありません。古いことは古いですが、おそらく80年代頃に交換されたのだと思います。
だいぶ前から、当時のラジオを探していたのですが、ついにeBayで68年式コルベットから取り外したというラジオを発見。購入しました。
これは正しく1968年式のラジオ。
1968年式のパーツリストがこれ。#5のパーツ番号と、ラジオに貼られているステッカーのPRODUCT NO.が一致しています。
ちなみに、ステッカーに記載されているモデルナンバーで検索してみると、AIがこのように回答してきます。
このラジオで間違いないですね。
ただし、一つ気になることが。
パーツリストの絵に描かれているノブと、購入したラジオのノブのデザインが異なります。そこで、ネットを検索してワンオーナーの68年式で何も改造していない、と書いている人の写真を見つけました。同じデザインのノブが付いています。このノブで合っているようです。
そして、さらにこのラジオの情報を収集していると、どうやらパーツリストの#11 Convector(放熱器)という部品もラジオの一部だと判明しました。一体何を放熱しているのかというと、スピーカーを鳴らすための最終段のアンプのトランジスタでした。これもeBayで売っているのを見つけたので、購入しました。まだ届いていませんが、探せば見つかるものですね。
ラシオ本体は取り外す直前までは鳴っていたということですが、はたして本当に今でも鳴るかどうかわかりません。修理が必要かもしれないので、ネットでさらに情報を収集していると、なんと修理書が販売されてるのを見つけました。$22で購入。
まだICが一般に流通する以前の時代のラジオなので、たぶん部品は入手可能です。万が一、鳴らなくても直せるでしょう。
今時の電気製品はカスタムチップにソフトウエアが書き込まれていたりするので、メーカーが部品を出してくれない場合、修理はほぼ不可能ですが、この時代は汎用的なパーツで作られているので、大体直せます。