私のコルベットは純正のサイドパイプ仕様です。
先日の「[C3] 試走」の記事でも少し触れましたが、右の排気管が特定の回転数でカバーと接触してガタガタと音を出します。おそらく、外では排気音に紛れてほとんど聞こえていないと思いますが、室内では接触音がフレームを伝わってくるのか、わりと気になります。
回転数は大体1,400PRM付近。そこで、今まではこの回転数を避けるように運転していました。
原因は、わかっていました。本来、付いているはずのリア・サポートブラケットが付いていないのです。
このリア・サポートブラケットtは、部品として何年か前に購入済だったのですが、なぜか排気管に干渉してしまい取り付かないので、放置になっていました。旧車の場合、付いている部品が純正品とは限らないし、純正のリプロダクト品だったとしても、何かの理由で当時から形状が変更されているのも珍しい事ではありません。もしくは、もともとの設計として現品合わせで加工して取り付けるという意図だった可能性もあるので、購入した部品が無加工で取り付かないというのは、よくあることです。
それで、面倒臭くなって放置していたのですが、先日の試走で以前より音が大きくなってきたような気がしたので、思い切って作業しました。
そのままでは取り付かないので、ブラケットを加工。
左側が未加工の左側配管用。右側が、今回の作業で加工した右側排気管用。
未加工の曲げは2次元ですが、干渉しないで取り付けるためには3次元の曲げにする必要がありました。3か所曲げています。
左側用は、今は干渉音が出ていないので、後回しにします。まずは、問題が出ている右側だけ。なにしろ、炙って、曲げて、冷まして、取り付けて、というサイクルを1かい回するのにとても時間がかかるのです。この曲げを作るのに2時間近くかかりました。
トーチで炙って、メッキがなくなってしまったので防錆のためにシャシーブラックで塗装して取り付けました。写真だと当たっているように見えますが、実際には5mm程度の隙間があります。
ブラッケトのおかげでカバーがまったく動かなくなりました。
これで試走しました。
良きー。ガタガタという音が出なくなりました。ブラケットやステーの類は、やはりちゃんと付けておかないとダメですね。
エンジンも絶好調、音も出なくなったので、ご機嫌で走らせていたら、なんとギアが・・・
ギアトラブルです。何の前兆もなく、突然2速しか使えなくなりました。仕方なく2速だけで帰宅。
別記事に続く