1ヶ月ぶりに、C3が戻ってきました。5年目(2回目)の車検完了です。
今回は車検以外に、ラジエター交換とブレーキシステムの一式交換も依頼しました。
ラジエターはLLCが漏れていたので新品に交換。
ブレーキは、キャリパーを現代のアフターマーケット品のアルミ製に交換。マスターシリンダーも、わずかに漏れがあったので、交換。ついでに型番違いを正しい型番のリプロダクションに交換。
この写真は、今まで付いていたキャリパーとマスターシリンダー。キャリパーのうち1個はブレーキフルードが漏れていた形跡がありました。C3のキャリパーは、まだディスクブレーキが珍しかった時代だったので、設計が洗練されておらず数年で漏れるようになるのが定番のトラブルです。
このキャリパー。鉄製だけあって重く、私では両手を使わないと持てません。
これは新しいマスターシリンダー。リプロダクションの新品です。カバーの刻印なども当時のオリジナル品と同じように再現されています。
C3の部品交換の基本方針は、見えるところはできるだけオリジナル、またはリプロダクト品。見えないところは現代部品に交換可としています。したがって、外から見えないキャリパーは現代部品で、エンジンルーム内に見えるマスターシリンダーはリプロダクト品なのです。
新しいマスターシリンダーはボア径が小さくなったのでストロークが増えました。踏み応えも、カッチリ感が減少しています。しかし、これが本来の組み合わせです。
前オーナーは、ペダルにカッチリ感を出したくて、わざとボア径の大きいマスターシリンダーにしていたのかもしれません。パッドもローターも新品なので、まだ当たりが出ていませんから、しばらく走ってパッドが馴染むまでは、本当の評価はできませんが。