Aston Martin Arcadia (Track Day) 前編はこちら
そして、パドックの方に行くと、スーパーGTを走っているVantage GT8Rが置いてありました。
レーシングカーでも、GTカーはカッコいいです。
たぶん、GT8Rのトランスポーターだと思いますが、SCANIAのトラクターとトレーラー。
車高がメチャクチャ低いんだけど、エアサスで落ちるようになっているんですかね。
普通に市販されている新車の展示もありました。Vantageのコンバーチブル。
3,075万円の値段が表示されていました。
コンバーチブルだし、オプションもいろいろ付いての値段だと思いますが、予想より高いなぁ。アストン・マーティンって公式webサイトを見てもクルマの仕様や値段がよくわからないんですよね。コンフィグレーターを使っても、最終的に価格を出してくれないし。
いつか、ディーラーに行って見積もりだけでも作ってもらおうと思っているのですが、まだ覚悟が決まっていないので敷居が高い。
こっちは、認定中古車の展示。これはVantageのAMR。
買えるとしたら、Vantageの認定中古車だと思っているのですが。
これ7速MTなんです。そう、VantageにはMTの設定があるのですよ。
コルベットがAT専用になってしまった今、このクラスで3ペダルのMTが設定されているのって、Vantageだけではないかと思います。マスタングにもMT設定があったと思いますが、日本に正規で入ってきていないですし。
そしてなんと、シフトパターンが、レーシング・パターンなのです。1速が左後ろにあります。そこから右斜め前で2速、まっすぐ後ろに3速というパターンです。レーシングカーでは、1速はスタートの時しか使わないし、低速コーナーで2速と3速の行き来があるので、このようなパターンにしています。
しかし、現代ではレーシングカーと言えどもATですし、3ペダルだったとしてもシーケンシャル・パターンになっているので、これは古の作法で、ノスタルジーに浸るだけのものですが。
私にとってスポーツカーは速く走ることよりも楽しく走ることが目的です。そういう点ではやはり3ペダルのMTの方が断然楽しいです。MTは渋滞が・・・ という意見もありますが、こういうクルマで渋滞しているところにわざわざ行くことはないので、関係ありません。坂道発進は、昔から苦労した記憶はないですし、今どきのMT車ならヒルストップは付いているでしょうから何も心配はないです。
そして、レーシング・パターンとなると、さらに気分は上がりますね。
しかし、現実問題として中古車でMTって、全然出てこないのです。今、ここに一台あるわけですが、今すぐには買えないし。覚悟が決まって、買えるとなったときにMTの中古車が出てきてくれることを祈るばかり。
大好きなCorvetteがC8でミッドシップのATになって、世間の評判はすごく高いですし、まあカッコイイとは思うのですが、正直、興味を失ってしまったみたいです。私の中ではCorvetteはC7で終了して、C8は車名が同じだけど別のクルマという気持ちになってしまいました。
そこで、次に出てきたのがFRの流麗なクーペスタイルを守っているAston Martinというわけです。おまけに、希少なMTの設定まである。来年にはモデルチェンジされるという噂があるので(やっぱりハイブリッド化されるという噂も)、そうしたら現行モデルからの乗り換えで中古車の数が増えて、その中にはMTが出てきてくれる、なんていう淡い期待もあったりします。
さて、Aパドックにはこの後スポーツ走行やファミリー走行をするアストン・マーティンのオーナーさんのクルマも止まっているのですが。その中で異彩を放っていたのがこれ。
Signet
冗談みたいですが、これも立派なアストン・マーティン。ベースはトヨタのIQというシティ・コミューターだったと思います。それをアストン・マーティンが内外装を変更したものです。一体どういう経緯でこの企画が通ったのか知りませんが、当時はかなり話題になりました。もちろん、実車を見たのは初めてです。外観は、グリルの形状でアストン・マーティンであることを主張している程度ですが、内装はさすがにアストン。全部革。
こういうのを持つ人は、これ一台というわけではなく、他にもアストン・マーティンを複数台所有していて、シャレとかコレクションとして所有しているのでしょう。
というわけで、今日は貴重なアストン・マーティンをたくさん見られて、大満足です。
実際に、アストン・マーティンを買うかどうかは、まだわかりませんが、まあ少しがんばってみます。