またターン・シグナル・スイッチが壊れました。これで、何個目の交換になるのか。明らかに、これは68年式C3の弱点だと思いますが、いまだに改良部品が出ていません。ネットで調べても、壊れた事と、その交換について書かれている記事はたくさん見つかりますが、改良した記事はありません。部品は入手可能ですが、$90くらいと意外と高価な部品です。
症状は毎回同じ。レバーを押さえていないと、レバーが戻ってしまいターン・シグナルがOFFになってしまいます。
問題は設計にあります。
ターン・シグナル・スイッチのレバーは青線の部分にあって、写真ではすでに矢印の方向にレバーを倒した状態です。
この状態で、黄線で囲んでいるところにあるツメが引っかかっています。これにより、レバーを倒したあと元に戻らなくしています。
右左折してハンドルを戻すときに、指のあるところにステアリングのカムが当たって、ツメの引っ掛かりを解除することで、レバーが戻り、ターン・シグナルがOFFになります。破損するのはこのツメです。
右左折のときは、このように解除の仕組みがあるのですが、車線変更などステアリングを大きく切らないときは、カムが解除の動作をしません。手でレバーの位置を中立に戻すので、ツメは引っ掛かりを無理やり引っ張られて引っ掛かりが外れます。これを何度か繰り返すと、ツメが折れてしまうのです。
明らかに無理な力で引っ張られているので、壊れてしまうのは当然だと思うのですが、改良部品が出ていません。
69年式から、この構造が変更されるのですが、同時にステアリング・コラムの構造も変わってしまうので、流用もできません。
交換作業自体は難しくないのですが、プラスチックカバーにセルフタッピング・ビスが使われているので、あまり何度も脱着しているとネジがバカになってしまいそうです。それに部品も高いし。
何か良い改造方法を考えないと。