BYDジャバンの本社が入っているビルの1F駐車場で発見。年末発売予定とされているSEAL。
赤ナンバーなので、これから登録するのでしょう。後ろでエスカレータに乗っているオジさんもガン見です。
BYDは今まで、小型車とSUVを導入してきましたが、いよいよもっとも厳しく評価される自動車の基本形であるセダンを投入。しかも、今年の5月に中国で発売開始した最新型です。私は中国でタクシーとして乗りましたが、内装の質感や後席の快適性は十分に高かったです。まだ日本語のレビュー記事はほとんどありませんが、一つだけ見つけました。
「日本製EVをもはや凌駕!? 間もなく国内導入のBYD SEAL試乗で見えた「中国車」の実力とは?」
https://bestcarweb.jp/feature/test-drive/686853
私が初めてBlogでBYDに言及したのは2021年の11月。当時の記事はこれ。
「BYD HAN EV」https://www.pac1.net/corvette/2021/11/byd-han-ev.html
当時は、まさかBYDが乗用車を日本で展開するとは思っていませんでした。
現実に、BYDの日本展開が始まっているわけですが、はたして日本で商売が継続できるかどうか?
純粋に自動車の出来具合としてみたら、十分に世界で通用するレベルだと思います。問題は売り方。私の予想に反して、低価格帯から日本に切り込んできたので、日本で展開しているBYDの車種はクルマ趣味の人が買うタイプではありません。実用性、価格、デザインのバランスの良さを比較したうえで選ばれるクルマだと思います。そのような場合、重要なのはアフターサービス。街の修理屋で対応してくれるクルマではないので、ディーラー頼みになります。実用車の場合は各市に1軒はティーラーがないと話になりません。
このサイト(https://www.nipponsoft.co.jp/blog/analysis/chain-cardealer2023/)によれば、ディーラー店舗数はトヨタ自動車がトップで4,938店舗。私個人として、不便を感じない店舗は三菱自動車くらいかなと思うので、そうすると601店舗。
すなわち、600店舗くらいの数を揃えないと実用車としての訴求効果は低いかな、と思います。はたして、そのくらいの数が展開できるかどうか。