C3でトンネルを走った時、ライトがあさっての方向を向いていることに気が付きました。夜、運転することはなかったので、これまで全然気が付きませんでした。
ヘッドライトのベゼルを外してみると、調整ねじが破損していました。ここは、古いクルマの破損しやすい部位のトップテンにはいると思います。過去に所有したことのある古いクルマは、光軸調整のときにここが破損していて調整できなくなることが、よくありました。
こういう見えない部分はさすがに55年の歳月を感じます。このクルマは2000年にレストアされたのですが、こういうところは手を抜いているのか。
まあしかし、こんなこともあろかと交換部品は購入済みだったので、さっそく交換。多分、ここはいつか壊れるか、あるいは壊れているだろうと予想して、だいぶ以前に買ってあったのでした。基部のほうが破損していなくてよかった。
ところで、交換の時に気が付いたのですが、なんとこのヘッドライトは懐かしのシールドビームでした。旧車は車検の時に光量不足で苦労するというのをよく聞きます。車検は陸事で通していますが、よく指摘されなかったものです。確かにトンネルなどでは現代のLEDほど明るくはないですが、それほど暗いと感じていたわけでもなく、てっきりハロゲンだと思っていました。昔は、すべてのクルマがシールドビームだったわけで、旧車が車検で落ちるのはシールドビームだからではなく、劣化して光量不足になっているのでしょう。
どうせ夜に乗ることはないし、せっかくなのでシールドビームのままにしておます。まさかの1968年当時のままという可能性もあり。