今シーズンのK4-GP準備のために、チームメンバーが集まりました。
我がチームのビート。昨年夏のK4-GPでポルシェ908スパイダー(みたいなやつ)と接触して、振動があるとか、ステアリングがフラフラするという報告があったので、今日はそのダメージ調査。
結論として、足回りには異状は見つからず。フラフラする理由はわかりません。振動については、ホイールに歪みも見られず、ただしタイヤカスが大量に付いていたので、これのせいかもしれません。レーシングスピードで走っていれば、タイヤカスはすぐに溶けてなくなってしまうのですが、タイヤが溶けるところまで、スピードを上げられない場合は、振動源になることがあります。先日のLCがそうでした。
あとは、ライトが押されていて一部が破損していたので、それは接着剤で補修することに。ライトが付いているフレームも曲がっていましたが、これはハンマーで叩いて直しました。
そんな感じで、意外とダメージは少なく、修理費用の出費はほとんどなし。今年はリアタイヤと油脂類の交換だけで済みそうです。
ビートはフロントタイヤは2レース、リアタイヤは1レース使えます。一応、ミッドシップですからリアタイヤの方が負担が大きいのです。
それにしてもビートは丈夫です。レース用として購入した時点で、確か14~15万キロ走っていたと思います。それから、15年以上、1000kmをほぼ全開で走るレースに参加していますが、故障で走行不能になったのはトランスミッションの破損だけ。エンジンは1度オーバーホールしていますが、真夏の炎天下を、10時間にわたり全開走行してもビクともしません。
私たちのチームが、初めてK4-GPに参加した2007年の時点では、20台近くのビートが出ていましたが、昨年は私たちのビートを入れても3台だけ。だんだん珍しがられる存在になりつつあります。
ビートはレースをするには、あまりに遅いのですが、私たちのチームは、最後の1台になるまでビートでがんばるつもりです。