LC納車1か月目で感想を書こうと思っていたのですが、すっかり忘れてしまいました。
納車されたばかりの頃の印象を書いておくと、何年か経って見返したときに、初心を思い出して新鮮な気持ちになれます。というわけで、遅ればせながら。
初期不良
レクサスだからトラブルはないだろうと思っていたのですか、一つだけありました。22万円のオプションだったマーク・レビンソン製のオーディオ。リアシートの中央に設置されているウーハーが箱鳴りしています。これは、スピーカー交換ということになりましたが、交換用パーツの納期が2か月ということで、現在は部品待ち。走りに関係のない不良なので我慢できますが、天下のトヨタの新車が初期不良&部品待ちとは、残念です。
これ以外の不具合は今のところなし。
気に入っている点
内外装の造形と色。LC購入の最大のモチベーションだったので、当然です。没個性の現代車デザインの中で、何にも似ていないクルマは、そう多くありません。LCはそういう稀有な存在だと思っています。
色は、新車を注文することにした理由でもあります。白とか黒なら程度の良い中古車がいくらでも見つかりますが、グリーンの外装色にオレンジの内装色の組み合わせは、一台もありません。このようなスペシャリティーカーは、色もスペシャルでなければね。
ちょっとがっかりだった点
試乗の時点で分っていたことですが、着座位置が高いです。シートが高いのではなく、車体全体が腰高で、運転している印象はスポーツカーよりセダンに近い。ただし、そのおかげで乗り降りは普通に楽。そして、ブレーキタッチもセダン風です。踏力ではなくストロークで効きを調整する感じ。普通のクルマから違和感なく乗り換えられるようにしているのかも。私の好みはストロークは小さく、踏力で調整するタイプなのですが。
排気音が意外に小さい。試乗車はコンバーチブルだったためか、アクセルを踏んだ時の排気音がもっと大きかったような気がします。まあ、この辺は爆音のC3を乗った後など、タイミング的なものがあるのかもしれません。オートマチックで巡航中の静粛性はマルです。
アクセルの踏み直しに少しクセがあります。一旦、アクセルOFFして再度ONにしたとき、一瞬エンジンの反応が遅れてギクシャクすることがあります。一人で運転しているときは気になりませんが、助手席に人がいるときは、こういうのは気になります。私は人を乗せているときにはウルトラスムーズに運転したいのです。レクサスはこういうことがないように細心のチューニングが施されていると思っていたので残念です。距離をのばせば、何かコツを掴んで解消できると良いのですが。
覚悟していたけど、やっぱり大変だった点
車幅が広くてドアが長いので、広めの駐車場でも乗り降りに苦労します。普通サイズの駐車場で、隣にクルマが止まってしまうと乗り降りできない可能性も十分にあります。そのため、駐車場所はかなり慎重に選びます。ドアパンチされるのも嫌ですし。その昔に乗っていたソアラはダブルヒンジになっていて、少しですがドアの間口が広くなるように工夫されていました。あれを採用すれば良いと思うのですが、たぶん衝突安全基準などの関係で難しいのでしょう。
5L V8 477hpという数字から想像するほどパワフルな感じではありません。いままで、趣味車は買ったときに「うわ、乗りにくいクルマを買っちゃったな」と思うことが多いのですが、LCに限ってはそういうこともなく、すぐに普通に乗れます。そういうところが、さすがトヨタという感じですが、足車も兼ねるというコンセプトでもって購入したので、ちょうど良いです。
燃費は6~8km/Lくらい。足車として使うにはコストパフォーマンスが悪すぎますが、気にはなりません。私はお酒やタバコは一切やらないので、普通の人のその分がガソリンに回っているだけです。まあ、お酒よりは断然コストパフォーマンスは高いです。しかし、税金も保険高いですから、乗らなくても持っているだけでお金がかかります。将来、年金暮らしになったときには、C3を優先して、LCはあきらめるつもりでいます。だからLCは退職するまでの期間限定になると思います。