我が家も築15年を超え、ここ数年は毎年住宅設備機器や白物家電の交換が続いています。本日は家電のなかで一番高い、食洗機の交換。
うちの食洗機はAEG(現在はElectrolux)製。1年くらい前から時々エラーが出るようになっていました。設定を工夫すると動いていたのですが、2ヶ月ほど前にとうとうダメになりました。
なぜ、わざわざ外国製なのかというと、日本製に前面扉のこのサイズの製品がないからです。
食洗機はとても効果的な時短家電であるにもかかわらず、なぜか日本では普及率が上がりません。我が家はアメリカ在住時に食洗機を使うようになって以降、必需品になっています。ちなみにアメリカではほぼ洗濯機と同じくらいの普及率です。
普及率が低いせいか、日本製はビルトインタイプでも小型のものしかありません。小型だとお皿を洗う事はできても、鍋などの調理器具まで洗えないのです。
普及率の高いアメリカでは価格も安価で、$300くらいから販売されています。しかし、そのような安いアメリカ製は日本で正規に販売されていません。家を建てる時に個人輸入して取り付けることを検討しましたが、アメリカ製はインチサイズで出来ていて、日本のメートル法の規格と微妙に合わないのです。
ヨーロッパ製の一部の高級品のみ、日本では正規販売されています。今回も時間をかけて調べたのですが、やはり高価なヨーロッパ製しか見つかりませんでした。
ただし、Electrolux製をIKEAブランドで販売されていることを発見。おそらく輸入コストが安いのだと思いますが、OEM元のElectroluxの同型品の価格の2/3です。しかし、IKEAは取り付けをやってくれないのです。家のメンテナンスをしてくれている建築会社に依頼してみましたが、外国製ということで断られてしまいました。
今現在、同社製品が取り付いているので、自分で交換するにあたって工事は必要なさそうですが、重量40kgとなると素人では二人でもヤバイ。慣れない重量物の運搬などをしてけがでもしたら、取り返しのつかない事になる可能性も否定できません。
そんなわけで、IKEA製はあきらめて、正規品を購入することにしました。
そうなると、結局、現在日本ではスウェーデンのElectrolux製かドイツのMiele製の2択しかありません。たまたまMieleが取り付け工事無料キャンペーンをやっていたので、今回はMieleとなりました。
すでに、キッチンの面材は手に入らないので、面材なしモデル。そのため、少し違和感がありますが、うちのキッチンはカウンタータイプのこちら側は見えないので、妥協しました。
15年も経つと、いろいろと改良されていて使い勝手も向上著しい感じです。
こういう形式のモデルが日本製にはないのです。とても使い勝手が良いのですが、なぜ日本メーカが作らないのか不思議です。
ところで、この食洗機は40万円くらいします。今は大丈夫ですが、仮に15年で寿命が来るとして、そのときにはもう仕事はしていないと思われます。15年以内に日本メーカが安価なモデルを出していてくれないと、次回は買い替えられないかもしれません。