レクサスはアメリカ式に年次改良をします。車種によって多少の前後がありますが、大体秋ごろが通例のようです。通常、自動車メーカはマイナーチェンジや年次改良の内容をニュースリリースで発行し、自動車関係メディアをそれを元にニュースにします。
しかし2023年モデルのLCに関しては、レクサスから何のニュースリリースも出ないまま、今日、気が付けばwebサイトの内容が2023年モデルに変更されていました。
https://lexus.jp/models/lc/
2023年モデルのLCは、すでに完売となっています。改良内容を発表しても新規の受注はとれないのでカタログだけひっそりと更新したのでしょうか。
一方で、米国レクサスのサイトでは10月5日付けで年次改良内容のニュースリリースが発行されていました。
https://pressroom.lexus.com/whats-new-2023-lc-500-500h/
改良内容は、今年の5月にディーラーから非公式情報として知らされていたものと同じですが、米国では発表し、日本では発表しないというのは、レクサス内において日本国内市場の優先度は低いということなのかと、考えてしまいます。
そもそも日本では2023年モデルの販売数を300台と限定していますが、米国ではそのような縛りはないようです。今、この超円安の時期にできるだけ米国に売って売り上げを確保したいという狙いなのかもしれません。なにしろ、LCは米国向けも日本生産なので販売価格を変更しなくても円換算すると少し前の3割増しくらいの金額が入ってくるわけですから。
それだけでなく、選べるオプションや特別仕様車など、本国である日本よりも米国の方が充実しているのも、残念な限りです。