クルマはただの機械ではない

新品のプラグ、新品のプラグコード。アクセルペダルのピボット破損の心配もなくなり、絶好調でドライブを楽しみました。ビッグブロックのMTで緩い山道を走るのは最高です。
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それにしても、これが54年前のクルマ。絶対的な性能や信頼性は、現代のクルマの方が断然上ですが、感性というか感情に直接訴えかけてくるこの感じは、今のクルマにはありません。
この先、何百年と続く人類文明の歴史において、化石燃料を燃やし、地球環境を汚染しながら走る乗り物を個人が自由に所有できた期間というのは、今のこの時代だけ。たったの100年間くらいのことになると思われます。
これから電気自動車に切り替わった時、もちろん電気自動車にだって趣味性はあるとは思うのですが、こういう生き物っぽさというか、今日はご機嫌が良いとか悪いとか、そういう何か感情があるように思ってしまうような事は、電気自動車にはないと思うのです。
たとえば、今から200年後。ガソリン車を所有した経験のある人たちがみんな死んだあとの世界で、クルマが人間の感情に強く働きかけていて、それゆえに多くの人がクルマに愛情を注いでいたという事は、理解され難いのだろうなぁ。