[C3] アクセルペダル・ピボット修理 第2章の1

一度破損して、新品部品に交換したものの(http://www.pac1.net/corvette/2022/01/c3-25.html)、再び破損したアクセルペダルのロッド・ピボット。

新品部品の入手は可能ですが、同様に破損するだろうことは容易に想像できます。オリジナルとは異なってしまう事に抵抗はありますが、壊れてしまうのでは仕方がありません。改良案を検討しました。

この部品は1968年式と1969年式の前期モデルにしか使われていないことが判明。1969年式の後期からまったく別形状になっています。

これが1968-1969前期までの形状。
1968-1969E-Gas-Pedal-installation

1969年後期以降はこれ。
1969-1982-corvette-gas-pedal-linkage
まったく形状が違います。特に#12の部品。この形状であれば、破損することはなさそうです。さらに#3の部品によって、#12の部品が取り付けられるバルクヘッドの剛性不足解消されます。
寸法の記載がありませんが、#12は68年式にも付くのではないかと予想しました。#3も付きそうです。きっと68年式で破損トラブルが多発したので対策したのでしょう。そのとき、ボディ側の穴位置は変更していないと思います。

というわけで、69年式後期以降の部品に交換してみようと思います。
この辺の部品もすべて新品で揃えることができますが、ショップの在庫の関係で一式すべてを一つのショップで揃えることができません。複数のショップにまたがると、送料がかかります。この程度の部品だと部品代よりも送料の方が高くなります。
そこで、eBayを探して中古部品を一式見つけました。
s-l1600
77年式から取り外したらしいですが、同じものです。ATのキックダウンスイッチが付いていますが、これはもちろん不要です。写真で見る限りでは状態も良さそうなので、これを購入することにしました。

しかし、到着予定は5/10。これを待っていたらGWにコルベットに乗れないので、破損した部品を修理します。
3つに分離してしまった部品を、接着剤で元のカタチに戻します。
IMG_20220420_110447

このままではグニャグニャしているので、裏側の空洞部にエポキシパテを詰めて、剛性を向上させます。
IMG_20220420_111627

フランジ部の補強のためにアルミ板を接着。
IMG_20220420_112307

さらに補強板を接着して、こんな感じになりました。
IMG_20220424_081725
シリコン系接着剤で、アルミ板をガチガチに固定しています。これで完全とは思いませんが、しばらくはもってくれるでしょう。
中古部品が届くまで壊れなければ良いのですが。