車検のときに業者に壊されてしまった、アクセルペダルのロッドピボットを交換します。部品はもっと前に届いていたのですが、私の大嫌いなダッシュボード下の作業なので、心の準備に時間がかかりました。
最初にすることは、キャブレターにウエスを突っ込んでおくこと。エンジンがかかっていなくても、アクセルペダルを動かすと、加速ポンプによってガソリンがドバドバと注ぎ込まれてしまうので、それを受け止めます。7000ccエンジンの加速ポンプの吐出量はハンパじゃありません。文字通り、ドバドバです。
取り外したアクセラレータペダル・アッセンブリ。金具は応急処置として使われていたもの。
左が新品。右が破損品。この時代の部品にしては珍しくプラスチック製です。
ペダルのバネが間違った方向に取り付けられていたのを発見。正しい取り付け方向に修正しました。どうりで、ガタガタしていたわけだ。
新しい部品で組みなおしたペダル・アッセンブリ。金属製のレバー部が錆びていたので、これも新品に交換しておきました。ついでに、アクセルケーブルも新品にしておきます。
取付完了。
プラスチック製のピボットは剛性が低く、グニャグニャと動きます。このクルマで機構部品にプラスチックが使われているのは珍しい。普通だと板金で作ると思います。ここにプラスチックを使ったのには何か訳があるのだと思いますが、思いつきません。プラスチック部品は、ボルトをあまり強く締めると破損してしまうので、しっかりしたトルクをかけることが出来ないのも不安材料です。足で操作するものなので、かなりの力が加わることが考えられ、再び破損するような気がします。
あと、エポキシが盛大に盛られた以前の何かの修理箇所も、若干動くのも気になります。そのうち、真鍮の削り出しで作ろうかなと思います。そのときには、エポキシ補修の部分も削り飛ばしてアルミ板で補強するつもり。
ペダルの位置がだいぶ変わりました。操作しやすくなりました。これが本来の位置なのでしょう。
旧車あるあるですが、ダッシュボード下にバラ線が垂れ下がっているのが気に入らない。