このクルマを手に入れた時から、キャブレターからガソリンが滲んでいました。レストアされたのが20年前なので、通常の経年劣化だと思います。Tri-Powerという形式なので、2バレルのHolleyキャブレターが3つ。
最近は、だんだん酷くなってきて、漏れたガソリンがインテークマニホールドの窪みに溜まっていることがあります。漏れている箇所はスロットル・シャフトだと思います。
いつかはオーバーホールをしようと思っていたので、オーバーホールキットや手引書は入手済み。
しかし、分解図を見ても、スロットル・シャフトの軸受け部にシールがあるようには見えない。もともと多少は漏れる構造なのだろうか。これだとオーバーホールキットを使っても漏れが直るとは限りません 。
それに、キャブレターのオーバーホール作業をしている間は、コルベットに乗れないわけで。
平日に仕事が終わってから作業する気にはなれないし、必然的に週末作業になってしまいますが、そうなると数週間かかってしまいます。それと、今はガレージが寒くて。ちょうどよい季節になったら、作業するより乗りたいし。
とりあえず新品を購入して交換。その間にオリジナルのキャブレータをゆっくりオーバーホールするという手も考えたので、新品キャブの値段を調べてみたら。
プライマリー用
セカンダリー用。
セカンダリーは2個必要なので、$1236.99+$904.99x2=$3,046.97。日本円で35万円です。ちょっと覚悟が必要な金額です。
もう一つの方法は、アメリカの専門ショップのリビルドサービスを利用する。3基セットで$750。アメリカへの往復の送料も加えると、おおよそ15万円くらい。再メッキや精度向上の機械加工も含まれるので、自分で行うオーバーホールよりも、価値は高いです。新品を買うのと違ってオリジナルの部品なので、車両の価値を落とすこともありません。ただし、時間がかかります。
3日くらい休暇を取って、自分で一気にオーバーホールしてみるか。
ガレージの壁には、住居と同じ規格の断熱材を入れているので、エアコンを付ければそこそこ快適に作業できると思いますが、この大きさになると家庭用エアコンというわけにはいかないかも。