中国BYD社のHAN EVに乗る機会がありました。後部座席ですが。
HAN EVについては、https://en.wikipedia.org/wiki/BYD_Han 参照。
写真はネットから引用。
多分、最高グレードのモデルだと思うのですが、ドアを開けた瞬間、思わず声が出るほどの内装の豪華さ。室内はゆったりしていて、くつろげます。電気自動車なので音が静かなのは当然としても、乗り心地も良い。内装の雰囲気、手触り、乗り心地から800万円くらいの印象ですが、中国での販売価格は日本円で500万円ほどらしい。
こんなのが、日本にばんばん入ってきたら日本車は売れなくなってしまう。
今のところ、中国は58協定に加盟していない事と、中国国内への供給に手一杯なので、積極的に輸出しようとしていません。また仮に輸出に方針を転換したとしても、日本人には中国製=低品質のバイアスがかかっているので、日本国内の販売には苦労すると思いますが、そういうバイアスがなくなると、太刀打ちできないですね。
多分、日本以外の国での競争には負けるでしょう。
一番問題なのは、日本人は中国=低品質、低モラル、の認知バイアスが高すぎて、すでにかなりの分野で中国に追い越されていることに気が付いていない事。この危機感のなさによって、ますます日本は置いて行かれてしまうと思います。中国製品は低品質なのではなくて、品質のダイナミックレンジが広いだけです。高品質なものは素晴らしく良い。
YouTubeの日本賛美動画なんかを見てJapan as No.1 なんて思っていると、すぐに足元をすくわれます。