最近、キーボードの記事ばかりになっているのは、緊急事態宣言下+雨なので、引きこもり作業中だからです。ガレージで作業するのも暑くてやってられないし。
というわけで、引きこもりな話題として今日はポインティング・デバイスの話し。
あれだけキーボードにこだわっているのですから、当然ポインティング・デバイスにも強くこだわりがあります。今まで、何度もマウスのことを記事にしていましたが、実はここ半年くらいで少し変化がありました。
これ、私の仕事机。
デスクマットは、中国のショップに写真を送って作ってもらったもの。$10.20。そのときの記事。
中央は自作のセパレート・キーボード。その左側には自作のテンキー。さらにその左には、これまた自作のマクロパッド。このマクロパッドはCAD操作でよく使うキーをまとめてあります。
キーボードの右側には、トラックボール、その右側にマウス、さらに右側に小型のトラックボール。
半年くらい前からトラックボールをメインに使い始めました。
しかし、CAD操作は、モデルの回転に中ボタンと右ボタンを押しながらドラッグとか、少し普通ではない操作があって、トラックボールでは難しく、マウスを使わざるを得ないのでマウスが残してあります。
入力デバイスについては拘りが強すぎて、いくらでも書けるのですが、今回はそっちの話しは置いといて、ポインティング・デバイスの事。このキーボード配置にも語りたいことは多いのですが、それはまた別の機会にします。
キーボードのすぐ右にあるのは、ELECOMのHUGEというモデル。名前の通り巨大ですが、この巨大さのおかげでとても使いやすい。トラックボールを試したいと思っている人には、まずこのHUGEをお薦めします。
一番右奥にあるトラックボールは、これもELECOM製で、握って親指で操作するタイプ。モニターが大きいので、映像作品を見る時はモニターから少し距離を取る必要があって、そのときにリモコンのような感じで使うものです。
下の写真は、いままでに購入したトラックボールを並べてみました。
左下と右下が、今現役で使っているもの。上段の二つは、ナカバヤシ製。クリーンルームで作業するときに使います。これがトラックポールを使うようになったきっかけです。クリーンルームにはノートPCを持ち込むのですが、グローブをしているのでタッチパッドの反応がすこぶる悪い。そこでマウスを使うのですが、マウスを走らせる場所が確保できなかったり、下面の材質の都合でカーソルがうまく動かなかったりします。そこで、初めてトラックボールを試してみたのが、左上のモデルでした。
うわさ通り、最初は苦労しました。目的の場所にカーソルを持って行くことはそれほど難しくはないのですが、ボールから指を離す時にずれてしまったり、かといって指が触れたままボタンを押すと、やっぱりずれてしまったり。
意識せずに使えるようになるには、2~3週間はかかったと思います。しかし慣れれば環境に左右されることがないので驚くほど快適でした。
そこで、自宅作業でもトラックボールを使ってみようと最初に購入したのが下段中央のモデル。ELECOMのDEFT。これを選んだ理由は、人差し指操作のタイプでは安かったから。Amazonで2,790円。このくらいなら失敗してもあきらめのつくレベル。
そしてこれは正解でした。大画面+マルチモニタ環境では、マウスを動かす範囲がとても大きいのです。そして広い面積を確保していても、少しずつ場所がずれていって、ドラッグ中にマウスが別の何かに当たってイラっとすることがあるのですが、それがなくなりました。画面の端から端まで、一気にカーソルを動かせます。確かに、最初は親指でダブルクリックとか違和感を感じていましたが、1~2日で戸惑うことなく操作できるようになりました。多機能なのも気に入りました。任意のキーを任意のボタンに割り当てられるのもすごく助かる。
しかし、ボールを人差し指、中指で操作するのはとても快適なのですが、親指のボタンを押すのには少し注意が必要でした。親指のボタンは横に力を加えるので、手が微妙にずれてしまい、それに合わせてカーソルが動いてしまうのです。
この対策として購入したのが右側のHUGE。これが今のところ最高に使いやすいモデルです。これはパームレスト一体型。手を完全に筐体に乗せてしまうので、手の位置が安定します。親指を横方向にクリックしても、手と筐体の位置がずれることがなく、カーソルが思わず動いてしまう事もなくなりました。
また、ボールが大きいことも細かいカーソル操作を楽にしています。
ネットでトラックボールの記事を検索すると、多くの人がロジクールの親指ボールタイプを薦めていますが、私が薦めるのは断然人差し指ボールタイプ。そして、人差し指ボールタイプなら、ELECOMのHUGEです。
人差し指タイプとしてもう一つの売れ筋はKensingtonというメーカのモデルですが、これは左右対称形状なので、ボタンが押しにくい。左手で使いたいという人には、良いかもしれません。