今日は、店員にイラっとして大人げなくマウンティングしてしまった話。
寝室のエアコンが冷えなくなりました。もう14年目なので、買い替えることにしました。
エアコンには全然興味がないので、ネットであれこれ調べるのも面倒だから店員のお薦めで買おうと思って、現状エアコンの定格能力が冷房2.5kWであることを確認してケーズ電気へ。
店員「お部屋の畳数は?」
私 「洋間だからわからないけど、今のが定格能力2.5kWだからそれと同等のを。並んでいるのを見ると2.5kWクラスは8畳用に分類されているから、この辺?」
店員「お客様が今使っているのは14年前のモデルでフロン規制前のものです。今は代替フロンになっていて、能力が下がっているので、1クラス上の10畳用をお勧めします。」
とわけわからない事を言う。フロンの規制があるのかどうかは知らないけど、定格能力2.5kWのやつなら同じでしょ? なんで1クラス上げなきゃいけないのかわからない。何度か問答を繰り返しましたが、どうも納得できる説明がない。
そのうち、なぜか畳数にこだわり始めて、
店員「ですから、畳数を教えていただけないのであれば、私どもからご購入いただかなくて結構です。」
とか言いだしました。さすがに、私もその言葉にはイラっとして。
私 「電気屋の店員なら、2.5kWの意味、わかってるの?」
店員「もちろんです。冷房のパワーです。」
私 「じゃあ、kWって何なの? どういう意味なの?」
店員「エネルギーの単位です。」
私 「エネルギーの単位はジュール(J)でしょ。じゃあkWって何ジュールなの? 」
店員「・・・」
この答えは、1kW=1kJ/secです。ワットは1秒あたりのエネルギーを記す単位であって、エネルギーそのものを示すのではありません。多分、中学の理科の授業で習っているはず。
使ってなければ忘れてしまうのは当然なので、魚屋に1ワットは何ジュールかなんて知識は無意味です。でも電気屋なら、この程度は知ってろよ、と思うわけです。まあ、1ジュールが1クーロン・ボルトとかまでは求めないけどね。
1クラス上げる理由の問答の中で、知識不足が見えたので、マウントを取ってみました。まあ、くだらないとは思ったし、やったあとで気分悪くなったので、胸の中で反省したけど。
意味も知らずにいるから同じ定格能力2.5kWなのに、今のモデルは能力が低いとか言い出すのです。こういう輩は1kgの綿と1kgの鉄、どっちが重い? という問いに1kgの鉄とか言い出すでしょう。
多分、古いエアコンを買い替えに来た客には1クラス上を勧めろとかって接客マニュアルにでも書いてあるのだろうけど。それならそれで、正しい知識で客が納得できる説明をしろ、っていう話しです。
1クラス上を勧めたかったら、
昔に比べたら最高気温の高い日が多いから
とか、今の2.5kWの定格能力を上げないとダメな理由を説明しないと、納得しないよ。
まぁ、面倒な客だよね。自覚はありました。
結局、ケーズ電気で買うのはやめて、ネットで買いました。
もう、リアル店舗は要らない。店員も要らない。
それに、今どき畳数なんて聞かれても、畳なんか敷いてないし、畳の部屋に住んだこともないからイメージもわかない。
「東京ドーム〇〇個」とか、まるで東京ドームが面積の単位になっているみたいな表現があるけど、あれも東京ドームに行ったことないから、全然イメージわかない。平方メートルという、ほぼ世界中で共通の面積の単位があるのに、なぜそれで表さないって感じです。平方メートルの平方根で、大体の大きさはイメージできるのに。