wilwood製のC3コルベット専用キャリパーが届きました。
C3コルベットは、基本的にオリジナルを大切にする方針ですが、外観に影響せずに現代技術にアップデートできるなら、採用も可としています。
ブレーキは20年前のフルレストアの後に整備された記録がありません。自分でオーバーホールするか、リビルト品に交換するか迷って、現代のリプレイス品に交換することにしました。今付いているキャリパーがマチマチで、当時物オリジナルとリプロダクトが混在しているんです。レストアの時に程度が悪いものを新品にしたのでしょう。
もう、オリジナルとは違っているので、現代物にしても良いと思いました。なにしろ、ブレーキだし。
C3コルベットは4輪ディスクブレーキに、対向式の4ピストンキャリパー。1960年代当時では、かなり先進的なブレーキだったと思います。しかしキャリパーは鋳鉄。それに対して、willwoodのC3コルベット専用リプレイス品は今どきのアルミダイキャスト。バネ下のかなりの軽量化が見込まれます。
実は、このキャリパー。2年前にコルベット専門のパーツサプライヤーに注文したのですが、バックオーダーになって半年待たれた挙句に、入荷の見込み無しと言われて情熱が失せた経緯があります。
その時の記事: [Project C3] リプレイス用ブレーキキャリパー
今回はその轍を踏まないように、コルベットのパーツサプライヤーではなく、ebayで在庫ありの業者から買いました。
フロントは人生初の6ピストン。しかも異径。ラインナップに4ピストンのフロントもありますが大して値段も変わらないので気分で6ピストンにしてみました。ピストンの合計面積が同じであれば、4ピストンでも6ピストンでも、制動力に大した違いはありません。キャリパー形状はまったく同じだし、鉄チンのホイールだと外からはまったく見えないので、外観的にも意味はないのですが、6ピストンが付いているぞ、という気分です。
リアは普通に4ピストンです。
C3コルベット専用品なので、アダプタブラケット不要で完全ボルトオン。50年前のクルマに適合する専用品を今でも生産しているなんて、コルベットくらいではなかろうか。
マスターシリンダーとローターも発注済です。