[Project C3] ブレーキ・マスターシリンダー届いた

マスターシリンダーが届きました。あとはローターが届けば、一式揃います。ホースやパッドはキャリパーに付属しています。

キャスティングNo.5455509。これ重要です。68年式のノンパワーのマスターシリンダーは、この番号のものが使われます。
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ところが、今現在、私のC3に付いているのは、5480346。これはパワーブレーキ用のキャスティング番号。間違った部品が付いていることになります。
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ノンパワーのボア径は1”。パワーブレーキのボア径は1-1/8”。仕様通りだとすると、本来の設定よりも踏力が必要になっています。ただ見た感じで、これは非純正のリプロダクト品なので、ボア径が1”で加工されている可能性もあります。実際、運転していて不都合は感じていませんでした。他のノンパワーのC3のブレーキを踏んだことがないので、わからないだけかもしれません。
バラして測ってみない事には、本当のところはわかりません。

そんなこともあって、マスターシリンダーもオーバーホールではなく、レストア用の新品パーツに交換することにしたのです。

他にも純正と非純正の差異はあって。
純正品にあるブリーダーバルブ。
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純正品には、機械加工面に”DC”のスタンプ。ちなみに、パワーブレーキの場合は、”PG”になります。
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これらが、今付いている非純正品にはありません。キャップにもDELCO SERVICEの文字がありません。
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20年前にフルレストアされたとき、C3のレストア用パーツは今ほど豊富ではなく、入手できたものを使ったのではないかと思います。
非純正品だから性能が落ちるとか、耐久性が劣るとかは一概に言えません。ただ、マスターシリンダーは、エンジンルームの中で目立つし、見やすいのです。エンジンフードを開けたときに、マスターシリンダーのキャスティング番号を見て
「あ、これ部品が間違ってますよ。しかも非純正品。プププ」
とか、指摘されるとうっとおしいので。
もっとも、日本でマスターシリンダーのキャスティング番号で判別できる人は、そう多くはないと思いますが。知っている人は得意げに指摘してきますからね。