先日の評価で合格したアンプを2枚買い足しました。そして3段重ねにして6in-6outの6chアンプになりました。これでたったの3800円。良い時代になったものです。
左下にある一見ACアダプタのように見える箱はD/Dコンバータ。右下の基盤はD/Aコンバータ。通称DAC。
最近のPCのマザーボードにはデジタル音声出力が付いていないのです。HDMIは付いているので、どこからかSPDIFを取り出せるのではないかと思ったのですが、マザーボード上のどこにもない。そこでUSBの音声出力をSPDIFに変換するコンバータを購入しました。本来はこれをDSPに入れて、その出力をDACに入れるのですが、DSPがまだ届いていないので直接DACに入れて動作テスト。
せっかくPCからデジタルで音声信号が出てDSPもアンプもデジタルなのに、DACを途中に入れるのは不本意ですが、デジタル入力の安価なアンプが見つからなかったからなのです。門外漢なので今回初めて知ったのですが、デジタルアンプと言うくせに、入力はみんなアナログ。オーディオメーカから販売されているアンプや、マニアが試作的に作ったアンプではデジタル入力アンプがありましたが、とても高い。仕方がないので、ここはあきらめて一旦アナログに変換します。
一度アナログにするということは、音声信号の品質はDACに左右されてしまいます。オーディオ用のDACは比較的高価で、この写真のやつも5,000円します。オーディオマニアな方たちは、DACにとてもこだわっていて、オーディオメーカの完成品だと10万円以上するものも全然めずらしくありません。そういう超高級品でも使っているICは、この5,000円の基盤と同じだったりします。きっとアナログ部分や電源に高い部品が使われているのでしょう。
DACは1枚で2ch出力なので、6chにするにはアンプと同様に3枚必要ですが、今回も評価用として1枚だけ。3枚となると合計で15,000円ですから、DSPを除くとDACが一番高いです。
そして、このDACの出力を先ほどのアンプに入れて試聴。
おおっ! 良いではないか。
今まで、HDMI接続されたモニターのアナログオーディオ出力をアンプに入れていたので、モニター内蔵のDACということになりますが、モニタの値段を考えるとあまりお金をかけられているとは思いません。今回の基板単体で5,000円というのはモニタ内蔵のDACよりも高級品に違いない。素人の私でもわかるくらいに音が違いました。びっくりです。マニアな人たちがDACにこだわるのも納得しました。
DACとアンプの組み合わせに問題ないようなので、DACもあと2枚追加します。