純正サイドパイプは、とてもうるさい。
アメリカのネットのフォーラムでも「耐え難い」との書き込み多数。そのため、アフターマーケットには静音化した純正形状のサイドパイプがあります。
それを購入したのが2019年2月。
それから約1年間放置した後に、取り付けようとしたのが2020年1月。
このときに、寸法がまったく合わない事が発覚。おそらくSmall Block用だと思われました。購入後、1年経過しているし、送り返すのも面倒なので、再びそのまま放置。
あれから1年。今回は、時々仕事を依頼する知り合いの修理工場に持ち込んで、切断と溶接で調整して付けてもらいました。この知り合いは、一般の板金修理をする傍らで、D1の競技車両も作っているので、こういう作業は得意です。
静音マフラーが付いた状態。
サイドパイプのカバーの下側にマフラーのタイコ部がはみ出しています、これが側面の全長にわたっているので、タイコの容積はそれなりにあります。
下から覗き込むとはみ出していてカッコ悪いですが、少し視点を上げるとカバーで隠れて見えなくなります。これなら、問題ないかな。
長さが全然合わなかったパイプは溶接で調整されています。
それで、どのくらい静かになったかというと、比較すれば多少は?
絶対的には、依然として爆音です。説明書きには、「ラジオが聞こえるようになって、助手席との会話も楽しめる」的な意味の事が書いてあったのですが、ラジオは聞こえるとは思えないし、助手席とは怒鳴り合えばなんとか、という感じ。
思ったほど静かになりませんでした。なのに、エンジンレスポンスの悪化が著しい。特に感じるのはシフトダウンのときの回転合わせの空ぶかし。以前は「バンッ!!」て感じで、レーシングカーみたいなレスポンスでとても気持ちが良かったのですが、今は「ウォン!」って感じの普通のスポーツカーレベルになってしまいました。
パイプ径が1/2インチ細くなっているので、高回転時の影響はあるだろうなと覚悟していたのですが、街乗りレベルの回転数でも違いが出るとは。
これで、ちょっとうるさいというレベルに音量が落ちているなら、我慢もできますが、依然として普通のクルマからみれば非常識な爆音。なのに、このレスポンスの低下はちょっと許容し難いなぁ。
Small Block用を無理やり付けたことに問題があるのかもしれないし、そもそもカムや圧縮比がノーマルではないので、静音化は難しいのかもしれません。
しばらく乗って、我慢できなかったら一旦は元に戻して、別の静音マフラーを購入してみるか。