買ってしまった。
新しいスピーカーユニット。
今度のはAmazonじゃなくて、秋葉原のオーディオ専門店から購入。
周波数特性とかデータシートも見ましたが、決め手はこの色でした。音の良し悪しはわからないけど、見た目のインパクトはわかりやすい。
今度はキットものではなく、エンクロージャーも自分で設計して、すでに木材加工屋に発注済み。
年末にスピーカーを1セット作って、結構面白かったのです。適当に作ったのに予想外に出来も良くて、在宅ワークの間中ずっと鳴らしています。それで、そのあとwebサイトやYouTubeを見まくったわけですが、スピーカーの趣味と一口に言っても、いろいろあるものだなぁと。
基本、私は人の意見を聞かず我が道を行くのが好きなので、オーディオ趣味な人のウンチクに一通り耳を傾けたあとに得た結論は、
「いろいろ考えずに、気に入ったカタチで作ればいいんじゃないか」
でした。
これには根拠があって、結局、スピーカーの音がどんなだろうがそれを補正するように音源をいじればいいだろうと考えました。
私はオーディオに関しては素人ですが、モーターのサーボ制御は仕事で関わっているので、振動工学とかアンプに関しては普通の人より多少は知識があります。その世界では、物を思った通りの特性で動かすために、アンプに入れる信号をモータや動かすものに合わせて工夫するのですよ。スピーカーも、そうすりゃいいじゃんと。
似たような考えの物の代表として、スマホのカメラ。あんなに小さいレンズなのに綺麗に写る。あれは小さいレンズのために出てしまう様々な歪みをデジタル処理で補正しているのです。いやいや、そんなのは邪道だ。画質はできるだけ補正しないのが正しいのだ、と考えて大きなカメラを作っていたメーカはみんなダメになりました。もう、そういう時代じゃないのです。
VRヘッドセット。あれもそう。あれのレンズもあの筐体に収めるために光学設計的には歪みまくっているのですが、元画像を反対方向に歪ませることで差し引きゼロになるようにして、小さなレンズでもちゃんと見えるようにしています。
音響関係だと、AmazonのAlexa。あんな筐体なのに、すばらしく良い音で鳴ります。あれは絶対にスピーカーに合わせて、音源を加工しているのだと思います。
というわけで、音源をスピーカーの特性に合わせていじれる装置が、DSP (Digital Signal Processor)。DSPという名称は、オーディオに限らずデジタル信号を扱う世界では(先のモータのサーボ制御もそう)信号を加工する機器として必ず使う一般名称です。中身も基本的に同じですが、それぞれの分野で周波数と出力が違うだけです。
それで、DSPとかそういう機器はなぜかアメリカが強い。今はアメリカのサイトを見まくって、スピーカー用のDSPを物色中。ただ、なかなかピタっと用途にはまるものがなくて。
ずっぽり沼にはまっている人は、DSPも自作しているんだよね。そこまではまだ。
とりあえず、一つ目は市販品で。