[C3] オイル漏れ修理

油圧を取り出しているのはここ。オイルフィルタのすぐ上。
アダプタが入っているので純正品ではないっぽい。
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漏れていたのは、エルボの先。チューブの根元ではなく、エルボとの接続部分。NPTネジ。

外して、古いシーラントのカスを清掃。
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テフロンテープではなく、スレッドシーラントを塗って、組み込みました。
スレッドシーラントの硬化に24時間必要なので、今日はここまで。スレッドシーラントはテフロンテープよりもシール性が高いのですが、硬化時間が必要なのですぐに油圧をかけられないのが欠点です。
チューブの方はフェルールを使うタイプですが、フェルールの予備なんか持っていないので、そのまま組み立てました。フェルールは原則として再利用不可なので、ここから漏れるかもしれない。

アダプタを入れていることも気になったので、本来はどうなっているか調べてみました。
アセンブリ・マニュアルから抜粋。
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ティーを使ってプレッシャ・スイッチと分岐しています。でも変だな。油圧警告灯なんか付いていないんだけど。パーツ番号の記載もなし。しかも、目次の図ではティーではなくエルボになっています(A5)。
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一応、7番のパーツ番号(9409943)で部品の仕様を検索してみます。
NPT1/8-27だとわかりました。ということは9番のブッシュはオス3/8”、メス1/8”のアダプタですね。ちなみに、こういうのはhttp://www.gmpartswiki.com/で検索できます。アメリカ車の維持が楽なのは、こういう情報が充実しているからです。
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回路図を改めてチェックしましたが、やはりプレッシャー・スイッチはありません。アセンブリ・マニュアルにも、プレッシャー・スイッチに関する配線は記述されていません。もしかすると、将来、油圧警告灯を付けるつもりで、とりあえずスイッチだけ付けておいたのか。

これまでの経験から、継手は深みにはまることが多いので、もし明日、オイル漏れが止まっていたら、これ以上のことは止めておこう。