ドイツ人の有名フォトグラファーであるミッター・イングヒルトがモノクロの広告写真を撮影するときに、モノクロが綺麗に出るようにBMWが特別に用意したクロームエンブレム。うちのZ4は、その撮影につかわれた2台のうちの1台。
というのは真っ赤な嘘。でも、今の時代、ネットに書いておくと 、誰かが真偽を確かめずに引用して、やがて伝説になるということも十分にあり得ます。しかし残念ながら私のBlogはインフルエンサーの目には止まらなかったようです。
1年半前にエンブレムが剥がれたことに気が付いて、そのまま放置していたのですが、やっと重い腰を上げることにしました。
取り寄せたエンブレム。もちろん純正品。スペイン製でした。
もし「E89 Z4 エンブレム交換」というようなキーワードで検索してこのページにたどり着いた人は部品番号の参考にしてください。部品番号さえわかれば、BMWのディーラーでなくても、どこの町にも必ずある自動車部品商で買うことができます。
エンブレムはプラスチック製です。部品の状態だと安っぽい。機能を考えればそれで十分なのですが、ちょっと残念な気持ちです。
交換工程で一番難しいのはグリル外しです。ネットで外し方を検索すると、「思いっきり引っ張る」とか書いている人がいますが、そんなことをすると半分くらいの確率で固定している爪が折れます。
確かにはまっているだけなのですが、爪の場所や形状を知っていれば、引っ張る力の入れ具合がわかって、破損する確率はグッと低くなります。
Z4に関する質問は、意外といただくことが多いので、少し詳しめに画像を載せておきます。
バンパーの爪がはまる位置。
バンパーの爪が入る位置のアップ。
グリル側の爪。
グリルが外れれば、あとは難しいことはありません。
エンブレムは、ナット二つで止めてあります。ディープソケットを使うと簡単に緩められます。このナットはダイスの機能があって、新しいエンブレムの突起に自分でネジを切ります。
エンブレムを外したところ。
1年半ぶりにエンブレムが付きました。