そろそろコルベットに乗れる日も少なくなってきました。もしかすると、今シーズンは今日が最後かもしれません。
クルマのサイドウィンドウ。安いクルマはガラスが波打っているという事に気が付きました。イタリアの小型大衆車はヘロヘロのナミナミのガラスでしたが、ベントレーのガラスはピシっと綺麗でした。ちなみに、コルベットは綺麗な方でした。
そんなことでガラスを子細に観察していたら発見してしまいました。
コルベットのフロントガラスにJIS(日本工業規格)マーク。
”LOF”というのはガラスのメーカです。 C1からC4まで、コルベットのガラスはLOF(Libby Owens Ford)製。なので純正品です。このクルマはアメリカで買ったので、ガラスが交換されたのは、まぎれもなくアメリカ。これはどういうことなのかと、調べてみたら、LOFは1974年にNSG(日本板硝子)と提携していました。1986年にPILKINGTONがLOFを買収し、2006年にNSGがPILKINGTONを買収したので、結果的に今はNGSの傘下という事になります。LOFが日本に工場を建てた記述は見当たらないので、きっとこれはNSGがLOFブランドで生産した日本製なのでしょう。
フロントガラスは消耗品なので、50余年のあいだに2回や3回は交換されていると思っていましたが、まさか日本製だったとは。