第3日曜ミーティング

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右斜め前にあるMR2は、売りたいそうです。
ターボモデル、ノーマル、走行6万キロ半ばだったかな。最近、80年代のクルマが流行っているので、きっといい値段で売れるのではないかと思います。

今日の会話の中で、周囲の人が誤解していたのですが。
私はクルマをいじるのが目的ではありません。維持費を節約するため、クルマの価値を落とさないため、時間の節約のために仕方なく自分で整備しています。
クラシックカーは現代車のように乗りっぱなしというわけにはいきません。レストアしたときに、全てが新品の部品で組み立てられていれば別だと思いますが、それはもうレストアとは言わないし、クラシックカーでもなくなってしまいます。どこかの部品が経年劣化していることによる故障は避けられません。

例えば、調子が悪いと思ったとします。
修理工場に出して、故障診断して、修理方針を決めて、見積もりをもらって、部品を発注して、交換して、テストして納車となります。
部品代以外に、どれだけの手間がかかるでしょうか? 「手間がかかる」=「費用」です。
さらに部品代。アメリカから仕入れることができない工場では、日本の代理店経由で購入することになるので、アメリカの販売価格の2倍から4倍くらいの価格になります。
そして時間。修理工場は故障診断にどれだけの時間がかけられるでしょうか? コンピュータ診断の出来る現代車と違って、故障診断には知識と推理も必要です。
症状が出なくてそのまま戻ってきたというのはよく聞く話ですし、原因不明のまま、やみくもに部品交換されて結局治っていない、というのも「あるある」です。パーツの入手も直接買えば国際宅配便で1週間かからずに手に入るのに、代理店経由だと混載のコンテナに載せるから1か月かかるというのも「あるある」。

そういう事を許容する財力と忍耐力がないので、できるだけ自分でやります。
故障すると嬉々として修理しているのだと思われていたのですが、本当は面倒くさいのです。私だって。