アルファロメオと聞いて、どんな言葉が浮かびますか?
「壊れる」
本当かどうかわかりませんが、そういうイメージがありますよね。でも、過去の事。今どきのアルファロメオは壊れない、という人も多いです。
今回、4Cを買うことにしたとき、私自身は「壊れる」ということはあまり考えませんでした。
しかし、今日。ダムサンデーに行くために4Cのエンジンをかけたら。
エンジンチェックランプが消えない・・・ 「すぐにサービスを受けろ」という意味のメッセージ(正確な文言は覚えていない)が出てるし。
前日までは異常なかったのに、朝一でエンジンチェックランプが点いたというのは、ほとんどの場合エミッション関係です。ナントカバルブが固着したとか、そんなの。まあ、多少排気ガスが汚いくらいで、問題なかろー。走っているうちに消えるかも。
くらいに楽観的に考えて、とりあえず給油のためにガソリンスタンドに向かいました。
んー、なんかパワーがない感じが。もしかしてセーフティモードになって加給が制限されているのかも、と思い、加給圧を見るためにDynamicに切り替えようとしましたが(加給圧のゲージはDynamicモードにしないと出てこない)、Dynamic モードに切り替わりません。チェックランプが点いていると、Dynamicモードにならないのかな、なんて思いながら交差点を曲がったときに、ギアチェンジに違和感。あれ、なんか変だなと思ってギアチェンジをMTモードに切り替えたところで、今度はABSだのESCだのナンダノカンダノ、ブレーキや車両安定制御に関する警告灯が次から次へと点灯と警告音。ここで赤信号で停止。
あー、なんかヤバイかも。ガソリン給油したら、一旦帰るか。今日はダムサンデーじゃなくて、近所のディーラーか? なんて思ってました。
青信号。
走り出そうとすると、あれ? クルマが前に進まない。
ギアは1速に入っている表示になっているけど、エンジン回転が上がるだけ。クラッチが繋がらない?
ジレた後ろのクルマが控えめにクラクションを鳴らす。いや、青信号はわかっているんだってば。
仕方なくハザード点灯。後ろのクルマは再びクラクション。ちょい長め。
ここでハザード点灯する意味を判ってくれてない感じ。クルマが走れなくなるなんて事、思いつきもしないんだろうな、こういう人は。今どきはそれが普通だと言えるけど。
クルマから降りて事情を話そうとすると、助手席の人がスマホを取り出して撮影を始めました。
あ、いや、怒ったんじゃないってば。ただ、動かなくなったから避けて進んで欲しい、って言いたいだけなんだってば。
当然のごとく、窓は開けてもらえないので大声で「故障した」と言ってみる。わかってもらえたようで、何度か切替して、先に進んでくれました。あやうく、ワイドショーにネタを提供するところでした。
とりあえず、後ろに並んでいるクルマを手信号で全部先に行かせてから、しばし考える。
押すか? 押すのか? でも、ここは軽く坂だし。どうする?
以下、その2に続く