恒例のK4-GP FUJI 10時間耐久レースに参加してきました。
毎年参加し続けて、今年で12年目になります。
今年は台風10号の影響で天気は大荒れ。練習走行日は快晴の猛暑でしたが、レース本番は晴れから豪雨を目まぐるしく繰り返す天候でした。富士スピードウェイは天候が不安定なことで有名ですが、それにしたって、この天気の変わりすぎ。
練習走行日
レース日
スタート直後の土砂降りから一転して晴天になってドライコンディションになったときには、雨用に履いていたストリート・ラジアルからSタイヤに交換しようかと考えましたが、交換しなくて正解。2時間くらいで、晴れと豪雨を繰り返す状態でした。
ピットロードにはたくさんのテントが並んでいますが、例によってうちのチームはテレメトレリーが充実しているので、ピットロードに出る必要はなく、ピット内ですべて完結。ドライバーへの指示も、ここから出せます。雨雲レーダも同時に監視。情報戦だけなら、うちのチームは完璧なんだけどなぁ。
今年は路面コンディションが最悪なので、目標は事故なく完走して無事に帰る事。ドライバーにはスピンしないことを厳命して、スピン1回につき罰金1万円のルールを課しました。K4-GPは、出走台数が140台と多いので、スピンすると他車と接触する可能性がとても高いのです。スピンによる接触は、大きなダメージにつながる事が多く、過去にスピンが原因の衝突で走行不能になった事もあります。
しかし、罰金を課してもスピン5回。幸いにして、衝突はしませんでしたが、車載カメラでスピンを見ているときは、生きた心地がしませんでした。
その他軽い接触が、わかっている限りで2回。この程度で済んで本当に良かった。
今年は雨でペースが上がらなかったこともあって、ガソリン量に関してはまったく心配する必要はありませんでした。
正式結果は、GP-2クラス38位。一時は20位台まで行けそうだったのですが、色々とあって結局はこの順位。でも、事故無く無事に帰ってこれたので、これでオッケーです。
ただ、やはりレースでビートは不利ですね。もともと重くて遅いことに加えて、特に悪天候時はどうしたってFFよりは格段に難しい。FFでABS付きのクルマであれば、もっとドライバーの負担は軽いだろうと思います。リザルトからビートだとはっきりわかるのは3台。うち1台はリタイヤで、38位のうちのチームと39位でした。
実は、私にとって一番大変だったのは、帰りの積車の運転。豪雨の高速道路を走るのは、とても神経を使って疲れました。
来年はオリンピックのせいでK4-GPは開催されず、次回の夏の開催は2021年になります。