Motor Trend誌の記事。
https://www.motortrend.com/news/c8-corvette-z06-flat-plane-crank-twin-turbo-v-8/
「C8 CorvetteのZ06はフラット・プレーン・クランクのV8にツインターボ」
まあ、ツインターボは「あり」でしょう。C8の初期のリーク情報にツインターボエンジンを積んだCAD画像が流出していましたから。
でも、フラット・プレーンは・・・
これまでにも、何度かV8エンジンのクランク・シャフトの形式について説明したことがあります。
例えば、
「コルベットV8に等長ヘッダーはナンセンス」
フラット・プレーンとは私の説明においてシングル・プレーンと記しているものと同じです。
Motor Trend誌の根拠は「信頼できる筋」からの情報というのと、これ。
夜間のSebringで行われていたC8.Rのテスト。
ここで聞こえる音。クロスプレーンのV8ではなく、シングルプレーンのV8ではないかと言われています。確かに、C7.Rまでの特徴的な音とは違います。
おまけに、Motor Trend誌は、OHVからDOHCになるとも書いています。
リアミッドにエンジンを移したことで、エンジン高が高くなってもデザイン的に破綻しないから、できるようになったのでは、と私は考えますが。
Corvetteの特徴をそこまで捨てるか?
まあ、リアミッドマウントのCorvetteは、予想に反してカッコいいと思ったし、昔からミッドマウントにしようとしていたのは知っていたので、そこは100歩譲ってヨシと思いましたが。
さすがに、ここまでやられるとなぁ。
たとえばポルシェ911に例えたら、V型6気筒をフロントに積んだ、くらいのインパクトです。
スポーツカーは速ければ良いというものではありません。歴史と伝統に裏付けられた所有満足度というのも重要な要素です。でも、これじゃあまるっきりフェラーリのV8モデルと同じ。
本当にプアマンズ・フェラーリになってしまう。