今どきのクルマのエンジンオイル交換サイクルは1年から2年ですが、1968年式はそういうわけにもいきません。オイルは現代のものを使っていますが、クランクケースの掃気システムが現代車のように洗練されていないので、ブローバイガスがオイルに溶け込む量が多いことは容易に想像がつきます。
というわけで、C3のオイル交換は半年に1回にしました。そういえばC4を通勤に使っていた頃は4か月に1回のオイル交換だったなぁ。
先週、水温が高くてLLCがオーバーフローしたとき、油圧がかなり低くなっていました。油温もかなり上がっているのだろうと思っていたのですが、油量もたいぶ減っていて、レベルゲージの下限を下回っていました。このエンジンは、オイル消費は、おおよそ1,500kmで1Lくらい。エンジンの年式を考えると、問題になる量ではありません。排気も白くないですし。
今回、フィルターは交換しないので上抜きします。上抜きできるクルマとできないクルマがあって、オイルパンの構造で決まります。我が家のクルマだと、550やZ4は上抜きできません。C3は上抜きできます。
上抜きには専用の工具が必要ですが、一般家庭用の人力の上抜き工具があります。
上に付いているポンプでボール状の中を真空にして、レベルゲージの穴からオイルを吸い出します。オイルには粘性があるので、吸い出すのには時間がかかります。目一杯ポンピングして10分放置、再び目一杯ポンピングして10分放置。これを3回くらい繰り返すと、オイルがほぼ全量抜けます。
時間はかかりますが、ジャッキアップする必要はないし、こぼして汚す心配もないので、楽ちんです。
積算距離表示: 6,968mile
前回交換からの走行距離: 860mile