芝刈りが終わったころには、ラジエターも冷えたので、水温が高くなる原因調査をしました。
アメリカのフォーラムを見ると、427ビッグブロック搭載車は新車当時からオーバーヒートが珍しくないことは、よく話題になっています。
とは言っても、たかだか31℃程度の気温で、アイドリングで水温が下がらないというのも何か変。しかも、このクルマはコア増しに加えて電動ファンも追加されているのに。
まずは電動ファンがちゃんと回るかどうかチェック。
ここで、いきなり原因発見。電動ファンは回るのですが、なんと回転方向が逆。
この電動ファンはオリジナルではなく、前オーナが追加したものです。以前にチェックしたときも回る事だけは確認していたのですが、回転方向までチェックしていませんでした。電動ファンはラジエターの前側に付いています。すなわち、ファンの向きは押し込みでなければなりません。ところが回転方向は吸い出し。エンジンが回している冷却ファンと喧嘩する方向です。妙に水温の下がりが悪かったのは、これのせいか。
ラジエターキャップを開けてみる。
LLCは綺麗なまま。オイルが混じった形跡はなし。オイルにも、水が混じった形跡はなし。オーバーヒートの原因としてよく挙げられるものにヘッドガスケットの吹き抜けがありますが、それではなくてホッとしました。LLCの量も少し減ってはいますが、ちゃんとリザーブタンクからラジエターに戻ったようです。
その他に、何かの理由で、サーモスタットが中途半端にしか開かなくなっている可能性も考えられます。ハイフロータイプのサーモスタットは買ってあるので、近いうちに、それに交換しようと思います。
あと怪しいのはラジエター・キャップかな。16LBSの圧力設定ですがキャップテスターがないと、本当にそうなのかは確認できません。安いパーツなので、これは新品にしちゃいましょう。
おそらく電動ファンの向きが逆だったということが主原因。いままでは、電動ファンが回るところまで温度が上がらず。今日は気温が高かったので、冷却水の温度が上がって、電動ファンが回り、エンジンフアンと喧嘩して空気の流れが阻害されていた、ということでしょう。