作業3日目。
今日は戻し工程だけなので、3時間弱で作業終了。
ただ、実際には、バラす時と組み立てなおす時、それぞれ別の苦労があります。
簡単にバラせたから組むのが簡単というわけではないし、バラすのが難しかったから組むのも大変とは限りません。
ただ、どちらも作業姿勢が厳しくて、手が入らないとか肘が曲がらないとかで苦労します。ほとんどの場合で直接見えなくて手探りの作業だし、運が悪いとネジ一つ締めるのに1時間かかったりすることも珍しくありません。それに加えて、内装材は簡単に傷がついたり割れたりするので、細心の注意を払わなければなりません。今はもうほとんど失敗しなくなりましたが、若い頃はちょっと横着したために、ドライバーの先で内装に傷を付けたりとか、締めすぎて割れたりとかやりました。内装はあせらず。面倒でも養生はしっかりやる。無理な姿勢で工具を取ろうとしない。うまくできなくてイラっとしたら、ひとまず別のことをする。などなど。心がけていることです。
重要なのは、とにかくノロノロ動くことです。キビキビした動作は、ロクなことになりません。
クルマの作業では、内装が一番難しいです。これが辛いがために、バイクに転向しようかと、作業中に何度考えることか。
まあ、そんなこんなで、ワイパードアは動くようになりました。
これが、初期のC3 Corvetteの特徴の一つであるコンシールド・ワイパーです。
これが採用されていたのは72年式までで、73年式からは開閉式のドアはなくなり、フロントフードを延長して、ワイパーが見えにくくなるようなデザインに変更されています。たぶん、色々と不具合があったのでしょう。
ところで、実は完全に作業が完了しているわけではありません。ステアリング・コラムのカバーパーツを付けていません。理由は割れていたから、その補修のため。
コラムカバーの取り付けが、どうもしっくりこないと思ったら、ひび割れの補修のために内側に樹脂を厚く塗ってあったためでした。リューターでその部分を削っていたら、別の部分がポロっとれました。よく見ると、このパーツ、結構割れて補修されています。今回は、そんな過去の補修部分が剥がれたようです。
GM純正品だと$105、非純正のリプロダクション品だと$40くらいで買えるみたいですが、色は自分で塗らないとダメらしい。となると、結構金額がかかるので、再度補修することにしました。
プラリペアで補修中。