[Project C3] ワイパードア不具合修理 その2

作業2日目。
ダッシュボード内のバキュームホースは交換を完了しました。
今回交換したのは、下図の色の付いているライン。これ以外のラインはエンジンルーム内作業なので、いつでも交換できます。
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ワイパーとヘッドライトを動かすために、これだけのバキュームラインが使われています。
この時代のクルマは、とりあえず何でもバキュームで動かしているから、すごい。

左側がもともとクルマに付いていたバキュームホース。右側が今回交換した新品。元のホースは内径が大きいです。そのせいで、簡単に抜けてしまいます。
ホースの劣化は見られませんでしたが、抜けやすいので交換しました。
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ついでに、ケーブル不良で動かなくなっていた助手席側のAstroベンチレーションを修理します。
これは交換用の新品ケーブル。
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助手席側のダッシュパッドは、特に配線が付いているわけではないので、完全に外せます。
キックパネルも外しました。
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新品のワイヤーに交換して動作チェック。ワイヤーが長すぎて完全に開かなかったので、自分でワイヤーの長さを調整しました。なぜ、長すぎるのかは不明。
この写真はベンチレーションが開いたところ。
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Astroベンチレーションは、エアコン非装着車にしか装備されていません。夏に少しでも涼しくするための工夫です。まあ、この辺の夏では外気を導入したところで、涼しいわけではないのですが。

戻し工程に入りました。本日はここまで。
内装作業は、傷つかないように気を使ったり、隠しネジがあったり、下手に力をかけると割れたり、でも力を入れないと外れなかったり。そして特に古いクルマは経年変化でパネルが歪んでいたりするので、とにかく作業に気を使います。エンジンをイジっている方がよほど簡単です。
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私の68年式Corvetteには、警告灯が5つあります。
”Bright” (ハイビームのこと)
”Brake” (パキーングブレーキ警告)
”Door Ajar” (半ドア警告)
”Seat Belt”
”Wiper Override”
このうち、Wiper Overrideだけ動作条件がわかりません。Wiper OverrideスイッチをONにしておくと、点灯するのだと思いますが、今のところ点灯せず。エンジンをかけてワイパーを作動させないと点灯しないのかもしれません。
この警告灯は、68年式の一部にしか取り付けられておらず、回路図に記載がないのです。
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