燃料パイプ取り外し

新しい燃料パイプの部品が届いたらすぐに取り付けできるように、今の部品を外しておきます。
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これがTri-Power。V8なのに、キャブレターが3つ。
普通は、一つのキャブレターの中にプライマリーとセカンダリーの回路が付いています。Tri-Powerは、プライマリーとセカンダリーの役割分担をキャブレターにさせる仕組みです。中央のキャブレターがプライマリー。低回転・低負荷のときはこのキャブレターだけがエンジンに混合気を供給します。高回転・高負荷になると、中央のキャブレターに加えて、前後(写真の左右)のキャブレターからも混合気を供給します。
低負荷時のドライバビリティと高負荷時の高出力を両立させようとする仕組みですが、調整が難しかったため、当時は多くのTri-Powerが取り外されて、大型のキャブレター1基に換装されてしまいました。また、70年にはラインナップから姿を消します。
今となっては、逆にそれが希少価値を作り出しています。

継手のアダプタ付近。
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こんな形状になっているので、まともな工具が入らず、しっかりと締め付けることが難しいのです。

外した燃料パイプ。
これも度重なる増し締めで、曲がってしまっているので、再度新品を手配しました。$60程度で、案外安いのです。
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ついでに、インバーテッド・フレアをお見せしましょう。
フレア継手にも、いろいろな種類があってややこしいのですが、インバーテッド・フレアはこういうやつ。
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アダプタ側は、こういうの。
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この他に、バブル・フレアとかシングル・フレアなんていうのもあって、超ややこしいです。
ミーティングのときに、ガリン漏れしていると言ったら、
「ちゃんとシールテープを巻いたの?」
と言われましたが、それはテーパーネジ継手の場合。フレア継手にはシールテープやシール材は使いません。テーパーネジも、またややこしい種類がたくさんあって、それがトラブルの元になります。継手には、いつも悩まされます。