ダムサンデーにはルーフを外して行きました。
気温も上がって春らしい今の季節は、ルーフを外すには最高です。
C3コルベットの屋根は「Tトップ」が正式な名称です。
C3の発売当時、GMはこれを「タルガトップ」と名付けたかったのですが、すでにポルシェに商標を取られていました。そこで、TargaトップのTを取ってきてT-Topと名付けたのです。
以上が文献に載っているGMの公式な説明。良く聞く、「中央に一本のバーが残ってTの字のカタチをしているから」という理由ではありません。
他のクルマではTバールーフと名付けている事もありますが、その場合はTの字だからでしょう。きっと。
中央のバーは剛性確保のためです。もともとはポルシェと同じように完全にルーフパネルを取れるようにしたかったそうです。これはC4以降になって実現します。
私の最初のコルベットはC4の最終型でしたが、ルーフパネルを取ると格段にボディ剛性が低くなっていました。C3では、ルーフパネルを外しても、ボディ剛性にそれほど大きな変化は感じません。中央のバー
の効果は確かにあると思います。
あと、意外と知られていないのですが、リアのガラスが外せるようになっています。
外した時に、取り扱いをミスると、落として割ってしまいそうなので外しませんが。
1968年当時のカタログでは、クーペとコンバーチブル、両方の雰囲気を楽しめる、とあります。
外したTトップもリアのガラスも格納場所は決まっていません。当時、PVCのソフトケースが付属してきたようですが、固定するためのストラップが付いているとか、そういうものは付いていません。
私のC3には、オプションのリアデッキ・キャリアが付いていますが、これに縛り付けていた写真は見たことがあります。
まあ私としては、基本的に外したトップはガレージに置いておく、というのが正解な気がするんですよね。そこで、こんな専用バッグを購入しました。C3のルーフ2枚を収納出来ます。これに収納してガレージに保管しています。
このバッグをクルマに積むのもありと言えばありですが、2枚一緒だと、重すぎて取り扱いが難しく、やはりクルマに積むのは実用的ではないというか、カッコ悪い気がします。