[Project C3] ワイパードア不具合修理 その1

開かなくなっていたワイパードアを修理します。
原因についてはだいたい見当をつけてあって、ダッシュボード内にある、ソレノイドバルブの動作不良が原因だと思われます。問題は、ダッシュボード内にあるため、アクセスがとても大変だということ。
この連休中にやっつけるつもりでいます。

作業性を良くするために、シートとステアリングホイールを外しました。
ダッシュボードも外そうとしたのですが、機械式タコメータの駆動ワイヤが短くて、外せません。このワイヤを外すのはとても大変そうなので、外さずに、ダッシュボードを少しずらした程度でなんとかやってみます。
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ステアリングホイールを外したついでに、右にウィンカーを出したとき、レバーが保持されずに戻ってしまう原因調査も行いました。
ラッチの構成部品にヒビが入っているのを発見。これが原因です。これはパーツを注文しないとどうにもならないので、注文して次回に交換作業をすることにします。
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なんとか取り外せた、問題のバキューム・ソレノイド・バルブ。1次側にバキュームが繋がっていて、電圧がかかっていないときはオープンでバキュームを供給し、電圧がかかるとクローズにしてバキュームを遮断する仕組み。これが、常にクローズ状態になっているようです。
上が車体に付いてたもので、下が修理のために購入しておいたもの。12Vのコネクタの形状が異なります。新品はGM純正部品ではありません。交換用のコネクタも付属していましたが、作業が面倒です。
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状況証拠から、この部品が原因だと思いますが、念のために実際の動作をチェックしてみました。
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確かに、最初は動作しませんでしたが、反対側にバキュームをかけるなど、ゴニョゴニョやっていたら、ポコンと音がして正常動作するようになりました。バルブが固着してしていたと思われます。
新品のソレノイドバルブに交換するには、コネクタも交換しなければなりません。ダッシュボードが完全に外れない状態で、その作業をするのは難しく、またコネクタがノーマルとは異なってしまうのも後々の面倒になる可能性を作ることになるので、正常動作するようになった旧品を元に戻すことにしました。

同時に、ダッシュボード内のバキューム・ホースを新品に交換しておきます。ゴムがカチカチというわけではありませんが、少し触っただけで簡単に抜けてしまうのと、どこからかはっきりしませんが、リークしている音がするので。
新品のバキュームホースのセットは入手済み。バキュームホースは系統別に色のラインが付けてあり、さらに太さも3種類あるのですが、オリジナルと同じになるようなセットを売っているのです。オリジナルと同じ長さにカット済み。入手し難いプラスチック製のティーや継手も一式付いています。
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車両一台分のセットですが、今回はダッシュボードの中だけを交換します。エンジンルームのバキューム・ラインは、いつでも交換できるので、後日に。

本日、交換できたバキュームラインはこれだけ。厳しい姿勢での作業なので、なかなか進みません。しかしこれで、8割くらいは交換しました。
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ブレーキランプの配線に噛ませてあった謎のタップを外せたのは、気分が良いです。目的は不明。先が遊んでいました。大体においてクルマの電気系の故障は、こういう素人配線が原因です。こういうの、使われるの、本当に嫌い。
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