C8 Corvetteの発表日が7/18(日本時間だと19日)ということがGM公式からアナウンスされたようです。
C8がミッドマウントエンジンになることは、周知の事実。
ボディスタイルも、ほとんど分かっているし、エンジンバリエーションも、ほぼ既定。
2016年の夏ごろから情報が出始めて、ミッドマウントになることは、もう既定路線になっていますが。
これって、GMの宣伝戦略なんだろうなぁ、と思っています。
サプライズでコルベットがミッドマウントになることを発表したら、保守的な人が多いコルベットのファン層は反発必須。批判集中だったでしょう。
そういう事態を避けるために、噂を流しCADデータを流出させ、テスト車両をあちこちで目撃させて、いつの間にか、次のコルベットはミッドマウント、と誰もが受け入れた状態にしてからの、公式発表というわけです。
ミッドマウント。確かにレースではFORD GTやフェラーリに対抗するために必要だったのだろうと思いますが、私としてはガッカリです。
今となっては、ロングノース・ショートデッキ、フロントミッドマウントの後輪駆動という古典的なレイアウトに魅力があったのに。
これでコルベットから離れる人が大勢いるけれども、新たにファンになる人の方が多い、とGMのマーケティングは考えたのでしょう。何しろ、現行コルベットの中心購買層は50歳代。このままでは先細りですから、保守派を切り捨ててでも、新しくしたかったんですね。
70年代の後半、燃費規制、排ガス規制が厳しくなった時、多くのスポーツカーがその歴史を一時的にでも閉じましたが、コルベットはスポーツカーからGTカーに路線変更し、エンジン出力の大幅ダウンをして、それで暗黒時代を乗り切りました。
コルベットは時代に合わせて変化する。生き残るためには、過去にこだわらない。そういう気概があるのかもしれません。
でもなぁ。保守派としてはやっぱりショックだなぁ。
どのくらいショックなのか、万人にわかるように例えるなら、ポルシェが928を911という名前で売るような感じ。
「いや、もうそれ、911じゃないじゃん。」
って思うでしょ?
「ミッドマウントのコルベットなんて、いや、もうそれ、コルベットじゃないじゃん。」