[Project C3] 手を出したらヤバイ作業

ミーティングから帰宅した午後。今日は燃料ホースを交換しようと思っていました。

前から気が付いていた、燃料フィルターの前後ホースのひび割れ。
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キャブは燃圧が低いので、こういうのはすぐに漏れるというわけではないですが、遠くない将来に必ず漏れます。この位置なら、タンク残量が少なければガソリンが出てくることもなく、上からの作業で簡単に済むのですが。

念のため、ジャッキアップして下から状況を確認してみると、燃料ポンプの前後のホースもひび割れ。
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あー、これは手を出したらまずい奴だ・・・

ホースの交換。作業的には難しくないのですが、問題は中の液体がガソリンってことです。
機械式燃料ポンプは、燃料ラインの一番低いところに付いています。タンクのガソリンをできるだけ抜いたところで、完全に抜くことは不可能なので、ここのホースを外すと、ガソリンがドバドバ出てきます。
リフトで作業していれば作業姿勢に自由度があるので、ガソリンをかぶってしまう事はありませんが、リジッド・ラックに載せて作業している場合は、姿勢が限定されるので、ガソリンを被ってしまう可能性大。作業服が一部でもガソリンで濡れてしまい、静電気など何かの拍子に火花が飛んで火が点いたら・・・
クルマの下に仰向けで入っている状態で、一人で作業していて、ガソリンの付いた服が燃えたら。もうどうしようもありません。袖口にちょっとでも火が点いた瞬間に人生終了です。

なので、リジッドラック作業で、下に潜ってガソリン関係の作業はやってはいけない。
リフトで上げて、作業姿勢は自由に動けて、他にも人がいて、すぐに消火できる状況を整える必要があります。自分の服が燃えた時、自分で消すことはできないのです。

というわけで、ここの交換作業は修理工場に出します。
私は自分でいろいろやりますが、一人でやってはいけない作業。設備都合で危険になる作業は、無理してやりません。
自分でクルマを整備される方は、自分の技量と設備と環境をしっかり把握して、できる/できないの判断をすることが一番重要なことだと思います。