今日も届いたUSからの荷物。
最近、ほとんど毎日パーツが届いているような感じですが、偶然です。
色々頼んでいたのが、たまたま今集中しているだけ。
今回のパッケージは小物の部品。
いくつか紹介しておきましょう。
欠品していたスパークプラグワイヤのLOOM。これ、日本語で何て言うんだっけ? 適切な名詞が思いつかないんですが。
今まで、タイラップでごまかしていました。エンジンを見せた時に、気が付かれてしまうとカッコ悪い。
先のパーツを使うと、こうなります。これが正しい状態。
クラシックカーにおいて、こういう小物パーツの入手こそが難しいのですが、Corvetteは楽勝です。
こちらも欠品していた、エアクリーナーベースの固定ボルト。普通だったら、同サイズのボルトを入れておけばいいようなものですが。オリジナルは、どこにどんなボルトが使われていて、ボルトの頭にある刻印までもが資料化されているので、汎用品の適当なボルトを入れると、このボルトはオリジナルとは違う、ということになるわけですよ。
コルベットの場合は、ほぼすべての箇所のオリジナルと同じデザインのボルトが購入可能です。クラシックカーのレストアにおいて、ボルトは決して無くしたり捨てたりしてはダメですが、コルベットに限っては捨ててしまっても、大体新しいのは手に入ります。どこまで拘るかはオーナー次第ですが、私は特別に入手困難でなければOE(Original Equipment)品か、またはそのリプロダクトにしています。少なくとも、見た目はできるだけオリジナルを保ちたい。
これ、ちょっと興味深いですよ。
フロントサスペンションのボールジョイント。ブーツが切れていたので、ブーツだけ注文しようと思ってパーツを探していたら見つけました。車両1台分のセットで約$140だったので、まあいいかなと。
これは今どきの無給油タイプのボールジョイントなのです。でも、 グリースニップルが付いていますね。
実は、このニップルはダミーです。実際に、ここからグリースを注入することはできません。クラシックカーをクラシックカーらしく見せるためです。
普通は見えないところですが。アメリカではコンクールのときに、こういうところもチェックされるんです。
これも、オリジナルに見せるための部品。上のボールジョイントをAアームに取り付けるボルトですが、頭のカタチが変でしょう?
オリジナルでは、ボールジョイントはリベット留めです。ボールジョイントが摩耗して交換するときにはリベットをドリルで揉んで取り外します。リベットは大型なので、普通の修理工場のリベッタでは扱えません。そこで、リベットの代わりにボルトを使うのですが。
この特殊なボルトは、取り付けるとリベットのように見えるように出来ています。よくよく見れば、反対側のナットが見えてしまうのですが、チラっとみた感じではオリジナルのままのリベット留めのように見えるというわけ。
他にも、こまごましたパーツが色々と入っていますが、交換、組み付けするときに紹介していきましょう。