パーツの購入は国際宅配便を利用することがほとんどですが、航空便になるので重い荷物は送料がかかってしまいます。そこで、輸出入代行業者の船便コンテナに混載をお願いしました。その荷物が届いたと連絡があったので、本日、引き取ってきました。
みんな大好き、タイヤとホイール。
このタイヤは、60年代にコルベットのオプションだったFirestoneのタイヤ。当時、GoodyearとFirestoneが選べたようです。
これはクラシックカーのために、当時と同じデザインで作られている新品タイヤです。しかも、バイアスタイヤのように見えるラジアルタイヤです。このデザインで当時と同じバイアスタイヤも売っていますが、さすがに安全性を犠牲にするのには抵抗感があったので、ラジアルを選択しました。見た目にバイアスタイヤならそれで充分。
日本のブリジストンは、創業者の「石橋」を英語にしてひっくり返した、というのは有名な話ですが、ひっくり返した理由については、語感が良かったからと書かれていましたが、私はFirestoneを意識したのではないかと思います。日本は欧米のパクリが得意でしたから。
そんなFirestoneも今では、ブリジストン傘下になっていますけどね。
このタイヤにはFirestoneのロゴは付いていますが、実はFirestone製ではありません。製造しているのはアメリカのCocker Tire。Firestoneからライセンスを受けてクラシックカー向けに製造しているものです。
ホイールは、当時デザインのスチール・ホイール。これもリプロダクト品です。
これにクロームメッキのリムカバーとハブキャップを付けたのが当時のホイールデザイン。このデザインをラリーホイールと言います。
手前のリムカバーとハブキャップは3層クロムロッキ品で、素晴らしい光沢。現代車のメッキパーツはプラスチックに無電解ニッケルだと思うのですが、輝きが違う気がします。実際のところは、どうなんでしょう。
これらはGM Restorationのパーツです。一応、純正品ってことになるのかな。
ホイールにしろタイヤにしろ、当時の雰囲気を出すためのパーツを安価に供給して、それで商売が成り立つのですから、アメリカの自動車市場は奥が深いです。
その他のパーツ。レストア用のパーツではありません。
使い勝手の向上と長持ちさせるための改造部品。
リアの車高調整ボルトとソフトライドのばね。C4以降に採用されたファイバー・プラスチックのコンポジット製です。
ソフトライドにしているのは、シャシーに入力される衝撃の低減と、人間のため。
エンジンはいくらでも修理ができますが、シャシーフレームの劣化は避けようがありません。少なくとも入力が小さければ劣化も遅いはずなので。
それと、フロアマット。
中古車のフロマットって気持ち悪くないですか? 私は気持ち悪いので、必ず新品にします。
それに、もともとクルマに付いてきたフロアマットはエンブレムが間違っていたのです。
ちなみに、これがクルマに付いてきたマット。このエンブレムは1977-79年式のものです。
68年式コルベットのエンブレムは、1967-72年で使われています。67年式はC2。したがって、C2とC3という世代でエンブレムが分かれるわけではありません。
フロアマットは簡単なので、これだけ本日インストール。