以前、スターター・モータを新しいものに交換しようとしたものの、断念した経緯がありますが、本日、再チャレンジしました。
再チャレンジしたきっかけは、シムの存在を思いついたから。
このスターター・モータにはピニオンギアとリングギアのバックラシュをシムで調整するようになっています。前回、バックラッシュを見るために仮組みしたときは、シムを1枚も入れていませんでした。シム無しで仮組みして、そこからシムの枚数を決めようと思っていたからです。シムを入れるとギャップが広がる方向です。だから、シム無しだと、もともと当たってしまうのかもしれない。
で、最初からシムを4枚入れて仮組みしてみたら、入りました。
4枚でバックラッシュもイイ感じです。
仮組み状態でセルモータを回してみたら、あっさりエンジンがかかりました。まさか、エンジンがかかるとは思っていなくて、ガレージドアを閉めてやっていたので、思わずエンジンがかかって、ガレージ内が排気ガス臭くなってしまいました。
そして本組みした状態。
耐熱ブランケットを被せて完了。
なにしろ、排気量10,400cc、圧縮比14:1のエンジンでも回しきれるモータだそうですから、たかだか7,000cc、圧縮比11.3:1のエンジンを回すくらいは余裕です。
外したスターター・モータはオリジナル品なので大切に保管。このナンバー・マッチのエンジンを降ろしたときに、再びこのエンジンに取り付けて、新しい10,400ccエンジンにこのスターター・モータを移植する計画です。
こんな感じで、スターター・モータ交換は無事に完了したのですが、作業中に新たな問題を発見。
ヒーターホースからのLLC漏れ。
よく観察すると、ホースバンドの締めが甘いというのではなく、ホースバンドを締めすぎて、ホースを切っちゃった感じ。少し上にホースバンドの跡があるので、とりあえずホースバンドをそこに移動して様子を見つつ、ホースバンドとホースは交換します。
今日はもう疲れたので、この作業はまた後日。
今まで漏れていなかったので、今日の作業でホースが引っ張られたりして切れたのでしょう。その程度で切れてしまうのであれば、今切れて良かったです。いつかは出先で切れるということですから。
ついでに、ボールジョイントのブーツも切れているので、ホースと一緒これも注文します。
こっちは、サスペンションをいじる計画があるので、そのときに交換予定。