先日のチェックその1で、ブレーキフルードが酷いことになっていたので、とりあえず交換します。ついでに、下回りチェック。
旧車をジャッキアップやリフトアップするときには、あらかじめドアやフードを開けておきます。昔のクルマは今のクルマほどシャシー剛性が高くないので、持ち上げた時にシャシーが歪みます。ドアやフードが閉まったままだと、キャッチのところに強いストレスが加わって、割れたり曲がったり、塗装にヒビ入ったりする可能性があるので、開けておいてストレスがかからないようにします。これ鉄則です。
キャリパーは、Delco Moraineのオリジナル・リビルド品が付いていました。この時代に前後とも対向4ポッドキャリパーが標準装備だったのは、先進的です。ただし、鋳鉄です。
見た感じ、それほど古くはないようです。
リビルド品は完全なオリジナルのリップシールのタイプと改良型のOリングシールの2種類があります。外観からはわかりません。よって、オーバーホールキットは、どちらのタイプを買うべきかわかりません。あるいは、キャリパーごと、最新のアルミキャリパーに買い替えるか。
C3用に、このデザインでアルミ製になったキャリパーがブレーキメーカから販売されています。なにしろこれは鉄の塊ですから、アルミにするだけでバネ下重量の軽減にかなり寄与します。1輪につき4kgくらい軽くなるらしい。10,400ccプロジェクトでは、ブレーキ強化は必須なので、買い替えちゃおうかな。1月1日までの発注なら10%OFFのセール中なので、悩みます。
まあそれはそれとして、とにかく今はブレーキフルードを交換します。
マスターシリンダーのリザーブタンクのフルードをできるだけ抜いて、タンクを清掃して、新しいフルードを満たします。あとは、エア抜きと同じ要領です。
ベダルを踏み踏みしていると、だんだんペダルが重くなっていくのを感じました。あー、これは・・・
ブレーキラインのどこかでフルードがゲル化していますね。ゲル化したフルードがブリーザーのところに来ると、隙間をなかなか抜けられずにペダルが重くなる現象。今はどうしようもないので、キャリパーO/H(または交換)時に、ラインを洗浄します。
その他、下に潜っていろいろチェックしました。サスペンションのジョイントのブーツ切れとか、ミッションやデフのオイル交換方法の確認とか、などなど。全然問題がないわけではないですが、とりあえず走るのに致命的な問題はありません。ブーツなどは、注文リストに付け加えます。
以前に記事にしたニュートラルの調整も位置を確認しました。この写真の黄色の調整ネジ。やっぱり、これは一人ではやる気にならないし、リジッドラックの高さでは作業が難しいです。一人、運転席に載せたままリフトで上げて声を掛け合いながらやるしかないですね。
それにしても、トランスミッションとかデフとか、上の写真の遮熱版もそうですが、どれも綺麗な状態です。レストア後の走行距離6,000マイルというのは、案外本当かもしれません。
70年代風ホイール。
写真で見た第一印象は「カッコ悪い」だったのですが、実物をみると、これはこれでアリだと思うようになりました。正直「カッコいい」という評価に180°転換。
外してわかったのですが、ボルトの穴が長穴。これも一種のマルチPCDですが、こういう形式は初めて見ました。
これで、どうしてセンターが出るかというと、ナットがこういうカタチをしていて、ボルトの穴とハメ合いなのです。そのためホイールの取り付けにはちょっと苦労させられました。
クラシックな雰囲気にマッチしていなかったサブウーハーを撤去。すっきりしました。
どうせ、このクルマで音楽は聴かないし。
というわけで、本日のToDo List更新
エンジンオイル&フィルター交換
ミッションオイル交換
デフオイル交換ブレーキフルード交換
ブレーキO/H
パワステフルード交換LLC交換クラッチ調整エアクリーナチェックエアクリーナー交換
エアクリーナー・左ヘッドカバー間のエルボパイプ交換
エアクリーナーベース固定ネジ取り付けデスビチェック
サスペンション・ジョイントブーツ交換点火方式チェック
プラグチェック
点火時期調整
キャブレター油面チェック
トランスミッション・ニュートラル調整
電動ファン動作チェック
時計修理
ワイパードア動作不良修理
ウィンカーレバー調整or修理
運転席側ウィンドウのガタつき調整運転席側インナードアハンドルのガタ修理
運転席側ウィンドウレギュレータハンドルのノブ回転不良修理
運転席側フェンダーのモールはがれ修理
助手席側アウタドアハンドルの戻り不良調整
運転席・助手席サンバイザー取り付けウーハースピーカー取り外し
ラジオをBluetooth対応品へ交換
ルームランプ点灯チェックバッテリーテンダー接続運転席シートガタ修理
リザーブタンクのホース交換ドアミラーのガタ修理